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日本デジタルゲーム学会が、9月6日(金)、9月7日(土)に東京工芸大学 中野キャンパスで開催される、2024年夏季研究発表大会の参加申込を受け付けています。
日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)は、日本国内におけるデジタルゲーム研究の発展および普及啓蒙を目指して設立された一般社団法人です。
今回の大会のテーマは「次代をになう新たなデジタルゲーム研究」。大会委員長である東京工芸大学の今給黎隆教授は「本研究発表大会は、旧来の慣習にとらわれず、新たに羽ばたこうとする研究成果を発表する場として開催したいと考えております。」と述べています。
発表は事前に発表申込をし採択されたゲーム研究者・開発者が行います。今回は「AI・アルゴリズム」「アーカイブ・調査」「ゲームプレイ分析」「ゲーム文化」「教育・ゲーミフィケーション」「ゲーム開発技術・プレイ支援」「シリアスゲーム」というテーマの口頭発表が行われます。また、発表者がゲームやポスター、動画等でのデモを用いて説明を行うインタラクションセッションや、初期段階の研究アイデアの発表を行うライトニングトークセッションも行われます。
日本デジタルゲーム学会 2024年夏季研究発表大会 プログラム(pdf)9月7日(土)13時から行われる基調講演では、ゲームメーカーズ スクランブル2024でも講演されたコヤ所長こと小山順一朗氏(日本工学院/ホットスタッフ・プロモーション)が登壇。「新しい市場を開拓する力:小山順一朗氏が語るゲーム開発の未来」というタイトルで講演を行います。
2001年に経営危機を迎えたナムコの再始動に貢献した人々のひとりである小山氏が、プロデューサーとして培ったノウハウについて、そしてデジタルゲーム開発および研究についての今後の展望、ビジョンについて語られるそうです。また小山氏に育てられたと言う、同じくナムコの開発者であった中村隆之教授(東京工芸大学)が司会をされるということで、2人のやりとりから当時のゲーム開発に関する貴重な証言が出てくるかも期待されます。
発表大会への事前参加申込は9月2日(月)まで。それ以降の申込は当日料金となるほか、懇親会参加の申込もできなくなるということで、早めの参加申込をしてほしいとのことです。
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