Epic Games、UEとUEFNにおけるオーディオ技術の紹介記事を公開。メタバースのサウンド構築に使える「MetaSounds」、音楽制作ツールセット「Patchwork」なども解説

2024.06.18
ニュースUEFNアンリアルエンジンサウンド
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この記事の3行まとめ

  • Epic Gamesが『Audio and Music Technology in UE and UEFN』と題した記事を公開した
  • ゲームにおけるオーディオの作り方や、UEやUEFNで使える機能・技術といったトピックを紹介
  • UE5から導入された「MetaSounds」や、それを用いた音楽制作システム「Patchwork」も解説

Epic Gamesは、『Audio and Music Technology in UE and UEFN』と題した記事を、Epic Developer Communityのラーニングページにて公開しました。

(画像は記事より引用)

同記事では、ゲームにおけるオーディオの一般的な技術解説をはじめ、Unreal Engine(以下、UE)で利用可能なオーディオ関連機能・技術、UE5より導入された「MetaSounds」の紹介といったトピックについて説明しています。

また、Unreal Editor For Fortnite(以下、UEFN)におけるMetaSoundsの活用例にも言及しています。

(画像は記事より引用)

一般的なオーディオ技術に関するトピックでは、昨今のゲームで使われるオーディオ体験の実装方法の解説や、それらをメモリやCPUといったハードウェアの制約のもとで作成しなければならないこと、さらにオーディオの中でも「音楽」では要件が追加されることなどを説明しています。

UEのオーディオシステムの一部であるUE Audioのトピックでは上記の情報を踏まえ、ミドルウェアのオーディオエンジンやそれらをサポートするプラグイン、UE Audioの機能の一部を紹介しています。

(画像は記事より引用)

また、UE Audioに含まれる「MetaSounds」の紹介も行われました。MetaSoundsは「メタバースのサウンド」を構築するための基盤として活用でき、プログラミングとカスタマイズが可能なDSP(デジタル信号処理)オーディオのレンダリングパイプラインです。

MetaSoundsを利用することで、オーディオでよく使用されるロジックや動作を再利用可能なコンポーネントにカプセル化できるほか、BPMの計算や音符のクオンタイズなどを行えるノードセットも備えています。

(画像は記事より引用)

UEFNでは、プレイヤーとクリエイターが同時に音楽を制作できるツールセットPatchworkが実装されています。

(画像は記事より引用)

Patchworkの動作は、MetaSound Builder APIと呼ばれるブループリントライブラリによってまとめられています。このAPIで構築されたMetaSoundグラフは動的に更新されるため、新たな接続があってもノードの状態がリセットされない、といった利点があります。

(画像は記事より引用)

その他、MetaSoundsのさまざまな拡張プラグインの紹介や、MetaSoundsのロードマップなどについても言及されています。

詳細は、ラーニングページの記事をご確認ください。

Audio and Music Technology in UE and UEFN

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