効率的なリギングやアニメーション制作をサポート。無料で使えるMaya用フレームワーク「eST3」をポリゴン・ピクチュアズがリリース

効率的なリギングやアニメーション制作をサポート。無料で使えるMaya用フレームワーク「eST3」をポリゴン・ピクチュアズがリリース

2024.05.27
ニュース3DCGMaya
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • Maya用のフレームワーク「eST3」のリリースをポリゴン・ピクチュアズが発表
  • 独自単位のノードグループや、パイプライン導入を支援する機能で、効率的なリギングやアニメーション制作をサポート
  • 利用規約やプライバシーポリシー遵守を条件に、無償で利用可能

ポリゴン・ピクチュアズは2024年5月24日、リギングやアニメーション制作向けフレームワーク「eST3」の正式リリースを発表しました。

「eST3」は、効率的なリギングやアニメーション制作をサポートする、「Maya」用の拡張ツールです。同社が20年にわたって映像制作で使用してきたツールがボーンデジタルとの協力のもと提供されました。

「eST3」では、ユニットという独自のノードグループを使うことでリギングを効率化します。また、データやスクリプト、モーションデータといった各アセットを統合的に管理するライブラリなど、パイプライン導入をサポートする機能も実装しており、大規模な制作ワークフローにも対応可能としています。

(画像はニュースリリースより引用)

本ツールは、利用規約やプライバシーポリシーに従うことを条件に、無償で提供されています。

動作環境は以下の通り。

  • Microsoft Windows 10
    • Autodesk® Maya® 2020/2022/2023/2024
    • Python 2.7/3.7/3.9/3.10
  • Linux
    • Autodesk® Maya® 2020/2022/2023
    • Python 2.7/3.7/3.9

製品ページでは、「eST3」の概要のほか、リギングならびにアニメーションの作成方法などを解説するチュートリアルや、動作環境などが記載されたユーザーリファレンスも用意されています。なお、チュートリアルなど一部ページの閲覧には、アカウントの登録が必要です。

詳細は、ニュースリリース製品ページをご確認ください。

リグ・アニメーションの最新フレームワーク 「eST3」を正式リリース!「eST3」製品ページ

関連記事

『学園アイドルマスター』内製ツールで作った高品質3DCGアニメーション&Unityの映像再生システム実装事例【CEDEC2025】
2025.11.07
地形作成ツール「Gaea」用の3D地形アセットが120種類以上。無料アセットバンドル、Webサイト「The Pixel Lab」で提供中
2025.11.05
UE5標準物理エンジン「Chaos」最適化テクニック、Epic Gamesが解説。コリジョン判定や剛体シミュレーションの負荷軽減など
2025.10.30
『WIND BREAKER 不良たちの英雄譚』のアート開発秘話、Aimingがブログで公開。モデルやモーションに込めたこだわりを解説
2025.10.29
コンストレイントを用いた関節制御・ツイストボーン作成方法など。『GUILTY GEAR Xrd』シリーズ開発陣によるリギング解説動画、アークシステムワークスが公開
2025.10.29
ハリウッドのVFX技術がオープンソース化。レンダリング速度・品質の向上を図るライブラリ「OpenQMC」が公開
2025.10.28

注目記事ランキング

2025.11.01 - 2025.11.08
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ライトマップ(Light Map)
ライトマップ 事前計算されたライティング情報を焼き付けたテクスチャ。リアルタイムのライティング計算は処理負荷が高いため、事前にライトマップにベイクする手法が取られることがある。負荷軽減につながる一方、実行中に光の向きを変更しにくいなどのデメリットも存在する。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!