対戦TPS『FOAMSTARS』開発に活用したUE4の「エフェクトのプール機能」、トイロジックが紹介記事を公開

対戦TPS『FOAMSTARS』開発に活用したUE4の「エフェクトのプール機能」、トイロジックが紹介記事を公開

2024.05.08
ニュースゲームづくりの知識アンリアルエンジン
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • トイロジック、「『FOAMSTARS』で実装したエフェクトプール機能の紹介」と題した記事を公開
  • UE4のCascadeにおけるプール機能を紹介している
  • プール上限時の生成制限、プール上限の設定を行う拡張についても解説

トイロジックは2024年5月1日(水)、「『FOAMSTARS』で実装したエフェクトプール機能の紹介」と題した記事を、自社の開発ブログ「トイログ」にて公開しました。

同記事では、対戦TPS『FOAMSTARS』の開発において使用された、Unreal Engine 4のCascade(※)におけるプール機能やその拡張について紹介しています。
※ UE4に実装されていたVFX関連システム。記事執筆時点ではVFXの機能はNiagaraが代替している

記事で紹介されているプール機能は、エフェクトを生成する「SpawnEmitter~」の引数「PoolingMethod」を、「AutoRelease」もしくは「ManualRelease」へと指定することで利用できます。

これにより、再生が完了したエフェクトが破棄されず、パーティクルの種類ごとのプール構造体「FPSCPool」によって保持され、再利用できます。

基本的なプール機能の紹介以外にも、デフォルトではプール上限数を超えても生成できてしまう挙動を変更し、プール上限時の生成制限をかける拡張と、プールの上限数を一括で設定するエディタ拡張についても解説しています。

(画像はトイログより引用)

詳細は、トイログのブログ記事をご確認ください。

『FOAMSTARS』で実装したエフェクトプール機能の紹介

関連記事

Unreal Engine 5.6 Previewがリリース。レベルのストリーミング処理が高速化したほか、モーフターゲットをエディタ上で作成・編集する実験的機能が追加
2025.05.14
UEで使えるオープンソースの揺れ物プラグイン「Hagoromo」リリース。パラメーターで揺れ物の剛性を細かく調整でき、コライダ設定に対応
2025.05.07
Megascansのアセットで作られた無料サンプルプロジェクト『Derelict Corridor Megascans Sample』、Fabで公開。UE5.5で使用可能
2025.05.02
『鉄拳8』で筋肉のリアルな柔らかさを追求したリギング手法を解説。「CEDEC2024」講演動画とスライド資料、リグ・CG専門スタジオの「BACKBONE」が公開
2025.04.25
UEのゲームでOAuth2.0によるログイン認証を導入する手法や、シーケンサーの自動生成に役立つTipsなど。「UE Tokyo .dev #4」の講演資料と配信アーカイブが公開
2025.04.18
エピック ゲームズ ジャパン、UEの移動コンポーネント「Mover」の仕組みやオープンワールド制作フローなどを解説した「GCC 2025」講演資料を無料で公開
2025.04.15

注目記事ランキング

2025.05.11 - 2025.05.18
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

パッケージ化
パッケージカ ゲーム開発において、ゲームの実行に必要なデータのみを、実行ファイルとそれに付随するデータの形式に変換すること。プラットフォームに合わせたファイルフォーマットに変換するほか、この段階でアセットファイルを再利用や改ざんすることができないように暗号化することが多い。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!