この記事の3行まとめ
Unity Technologiesは、「glTF」ファイルのUnity内へのインポート/エクスポートを可能とする『Unity glTFast』パッケージをリリースしました。glTFは、WebGLなどのWeb API向けに設計された、JSONによって3Dモデルやシーンを表現するファイルフォーマットです。
『Unity glTFast』は、オープンソースのUnityパッケージであった『glTFast』の開発者Andreas Atteneder氏がUnity Technologiesに参画したため、公式パッケージとなって再リリースされたものです。これにより、本パッケージはUnityプロジェクト上のPackage Managerを介してインストール可能になっています。
『Unity glTFast』を利用することで、エディタ上・ランタイムの両方でglTFファイルのインポート/エクスポートが可能となります。なお、glTFファイルはglTF2.0に準拠しています。
1月17日現在、エディタ上の作成シーンやオブジェクトをエクスポートする機能は「実験的」とされています。また「プレイ中にリアルタイムで3Dスナップショットを作成する」などのランタイムエクスポートは近日公開予定です。
『Unity glTFast』は、2018年にAndreas Atteneder氏によって作成されたオープンソースのパッケージ『glTFast』をもとに、Unityによる機能追加やドキュメント作成などが行われたものです。現在Andreas氏はUnity TechnologiesにてglTFastの開発を継続しており、Unity Technologiesは「オリジナルのglTFastを使用している人は、Unity glTFastに移行することをおすすめする」と述べています。
なお『Unity glTFast』は、オリジナルと変わらずApache 2.0ライセンスのもとでオープンソース化されています。これらの情報は、GitHubにて確認が可能です。インストール方法などの詳しい情報は、Unity 公式フォーラムやUnity 公式ドキュメントをご確認ください。
Unity glTFast package is now available | Unity 公式フォーラムUnity glTFast Documentation | Unity 公式ドキュメントUnity glTFast | GitHub