この記事の3行まとめ
AMDは2023年12月14日(現地時間)、超解像技術「AMD FSR 3(FidelityFX Super Resolution 3)」のDLLファイルと全ソースコードを公開したとGPUOpenニュースにて発表しました。
公開されたソースコードやDLLファイルはGitHubにて利用できるほか、同時にUnreal Engine 5用プラグインもリリースされています。
🎵 On the first day of Gamesmas, my #gamedevs sent to me …
… the first release of #AMD #FSR3! 🎵
🎁 With a bonus gift of a #UE5 plugin 🎁https://t.co/6HLMtbPu14
— AMD GPUOpen (@GPUOpen) December 14, 2023
🎵 On the first day of Gamesmas, my #gamedevs sent to me …
… the first release of #AMD #FSR3! 🎵
🎁 With a bonus gift of a #UE5 plugin 🎁https://t.co/6HLMtbPu14
— AMD GPUOpen (@GPUOpen) December 14, 2023
FSR 3は、AMDによって2023年9月にリリースされた新たな超解像技術(Super Resolution)です。前バージョン「FSR 2」から続く従来の超解像技術のほか、フレーム補間技術「Fluid Motion Frames」によるフレームレート向上機能などが追加されています。
FSR 3は複数のハードウェアプラットフォームをサポートものとして設計されており、同社のGPUである「AMD Radeon」のほか、「Nvidia GeForce」など他社のGPU環境でも幅広く使用可能です。
FSR 3は可変リフレッシュレート(VRR)に対応したモニターにおいて、垂直同期(VSync)を有効にしている場合、フレーム間のペース変動を小さくすることでティアリング(画面のチラツキ)を防止し、スムーズな描画をするようにします。
FSR 3はMITライセンスのもとリリースされており、著作権表示とライセンス全文をソースコード内などに表記すれば、商用利用を含む自由な利用が許可されます。
ソースコードだけではなくDLLファイルも公開されているため、ソースコードを用いたマニュアルでの実装のほか、DLLライブラリの更新を用いた実装が可能です。
FSR 3のソースコード公開と同時に、Unreal Engine 5用のFSR 3プラグインもリリースされました。
プラグインは公式ページでのダウンロードのほか、Unreal Engineマーケットプレイスからも入手が可能です。
また、Unreal Engineパフォーマンスガイドも、FSR 3のTipsを加えて更新されています。
詳しい情報は、GPUOpenニュースをご確認ください。
GPUOpenニュース「With a seasonal frame of mind, in one fluid motion we’ve generated the AMD FSR 3 GitHub source code repo for gamedevs everywhere!」