Unityの次期LTSは『Unity 6』。AIツール「Unity Muse」「Unity Sentis」も搭載し、2024年にリリース予定

2023.11.16
ニュースUnity
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この記事の3行まとめ

  • Unity LTSに代わる新たなメジャーバージョン『Unity 6』が発表
  • 併せて、レンダリングデモ『Fantasy Kingdom』が公開中
  • 『visionOS beta』が誰でも利用できるようになる

Unity Technologiesは、Unityの次期メジャーパージョン『Unity 6』を発表しました。Unity 6は2024年にリリース予定です。

Unity 6は従来のLTSと同様の位置づけであり、長期のサポートが保証されています。なお、現在の長期サポートバージョンであるUnity 2022 LTSのサポート期間、2025年に変更はありません。

Unity 6では、大幅なパフォーマンス改善やマルチプレイヤーゲーム作成の高速化、早期アクセスでのWebGPUサポートApple Vision ProをはじめとするXRデバイスのサポート強化などが行われます。

WebGPUをサポートすることで、ネイティブ アプリ内のWeb ViewなどWeb上のどこでもUnity製アプリを実行できるようになります。

また、SyntyStudiosによるレンダリングデモ『Fantasy Kingdom』が公開されています。

Fantasy Kingdomでは、Spatial-Temporal Post-Processingなどを活用しており、従来のUnity製アプリよりもパフォーマンスが向上しているとのこと。

「Unity Cloud」が発表。早期アクセス開始

Unity 6とともに、「Unity Cloud」も発表、早期アクセスを開始しています。Unity Cloudは、Unity Asset ManagerUnity DevOps、一元化されたチーム管理、エディタとのインテグレーション、ダッシュボードUIを搭載しています。

Unity Cloudは、Unityのすべてのバージョンで利用可能です。

Unity CloudのダッシュボードUI(画像は公式ブログより引用)

「Unity Muse」「Unity Sentis」が正式リリース予定

なお、AIでスプライトやメッシュなどのアートを生成するUnity Muse」は早期アクセスがこのたび開始されました。記事執筆時点では、ランタイムでAIを使用できる「Unity Sentis」はオープンベータ中ですが、Unity 6では「Unity Muse」「Unity Sentis」ともに正式にリリースされる予定です。

『visionOS beta』が早期アクセス開始

また、Unity PolySpatialへのアクセスを含む『visionOS beta』が、Unity ProやEnterprise、Industryを含むすべてのサブスクライバーに向けて公開されています。

詳細は、Unity公式ブログをご覧ください。

『Unite 2023: Deepening our commitment to game development』Unity公式ブログ

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