Qualcomm、生成AIの実行速度を大きく向上させるノートPC向けチップセット「Snapdragon X Elite」、モバイル向けチップセット「Snapdragon 8 Gen 3」を発表

Qualcomm、生成AIの実行速度を大きく向上させるノートPC向けチップセット「Snapdragon X Elite」、モバイル向けチップセット「Snapdragon 8 Gen 3」を発表

2023.11.03
ニュースAI
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この記事の3行まとめ

  • Qualcomm、『Snapdragon Summit 2023』を開催
  • 生成AIのパフォーマンスが向上した2種類のチップセットが発表された
  • モバイル向けの「Snapdragon 8 Gen 3」では、デバイス上で生成AIの処理が可能

Qualcommは、2023年10月24日(現地時間)から3日間にわたり、自社の製品を発表するイベント『Snapdragon Summit 2023』を開催しました。

初日に行われた基調講演では、CEOのCristiano Amon氏らが登壇。「AIがデバイスの使用に与える影響」「Snapdragonが、オンデバイスAI(※)を搭載した家電製品でどのような体験を提供できるか」をテーマにスピーチが行われました。
※ デバイスに内蔵されたAI

Snapdragon Summit 2023 基調講演

『Snapdragon Summit 2023』再生リスト

講演の中で、生成AIに対する大きなパフォーマンス向上をうたった、ノートPC向けの「Snapdragon X Elite」とモバイル向けの「Snapdragon 8 Gen 3」の2つのチップセットが発表されました。

Snapdragon X Eliteは、4nmプロセスの「Oryon」チップを12基搭載。電力効率重視のチップとパフォーマンス重視のコアを併用するbig.LITTLE技術は今回採用していませんが、他社製品より65%少ない消費電力で同等のCPUパフォーマンスを発揮できるとしています。

NPU(※)には45TOPSの「Hexagon」を備え、「AI Engine」によってCPUやGPUなどを動員することで最大75TOPSでAIの処理が可能です。
※ ニューラルネットワーク専用のプロセッシングユニット

これにより、Metaが開発する「Llama 2」といった70億パラメータのLLMを秒間30トークンの速度で実行できるとのこと。

Snapdragon X Elite詳細は、公式ブログおよび製品概要をご覧ください。

(画像はイベント特設ページより引用)

Snapdragon 8 Gen 3は、Snapdragon X Eliteと同様に「Hexagon」NPUおよび「AI Engine」を搭載。最大100億のパラメーターを持つ生成AIモデルを世界で初めてオンデバイスでサポートするとアピールしています。

Stable Diffusionにも対応しており、他社製品で20秒ほど時間がかかる画像生成を1秒未満で実行できることが示されました。

また、Unreal Engine 5のグローバルイルミネーションシステムであるLumenをサポートしています。

Snapdragon 8 Gen 3でLumenを実行するデモプロジェクト

Snapdragon 8 Gen 3の詳細は、公式ブログおよび製品概要をご覧ください。

(画像はイベント特設ページより引用)

そのほか、講演ではAIを活用して高度なノイズキャンセリングを実現する「Snapdragon Sound」の新たなプラットフォームや、メーカーやOSを越えたシームレスなデバイス連携を可能にする「Snapdragon Seamless」が発表されました。

(画像はプレスノートより引用)

各製品の詳細や発表内容については、プレスノートイベント特設ページ「Snapdragon」公式YouTubeをご確認ください。

『Snapdragon Summit 2023』プレスノート『Snapdragon Summit 2023』イベント特設ページ

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