「Godot Engine」、最新バージョン『Godot 4.2』のベータ版がリリース。CPUパーティクルをGPUパーティクルへ変換する機能が導入

2023.10.24
ニュースGodot
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この記事の3行まとめ

  • 「Godot Engine」最新バージョン『Godot 4.2』のベータ版がリリースされた
  • コンピュートシェーダーでダイナミックテクスチャが扱えるように
  • 今後は、同バージョンで刷新されたGPUパーティクルの移行が推奨される

Godot Engine開発チームは、「Godot Engine」の最新バージョン『Godot 4.2』のベータ版をリリースしました。GitHubから誰でもダウンロード可能です。

Godot Engineは、クロスプラットフォームビルドに対応した2D・3Dゲームエンジンです。MITライセンスのオープンソースソフトウェアであるため、使用料がかからないことが特徴です。

Godot 4.1からGodot 4.2 Beta 1では1,300点以上、Godot 4.2 Beta 2ではさらに95点の変更が加えられています。リリースに併せて公式ブログで公開された記事では、Godot 4.1からの主な変更点が紹介されています。

プロジェクトマネージャーやエディタのUIの変更をはじめ、パーティクルおよびシェーダーシステムの改善など、アップデートやバグ修正が行われています。

プロジェクトマネージャーの新しいUI(画像は公式ブログより引用)

コンピュートシェーダーがダイナミックテクスチャに対応(画像は公式ブログより引用)

2Dナビゲーションシステムがメッシュベイキングに対応

3Dのナビゲーションメッシュベイキングと同様、ワールド上の2Dオブジェクトを基に2D用のナビゲーションメッシュを生成できるようになりました。

(動画は公式ブログより引用)

3Dビューポートが改善

エディタの3Dビューポートで使用できる機能が拡充されました。オブジェクトを操作するホットキーが追加されているほか、ボックスコリジョンの各辺を個別に編集可能になる、一部の3Dノードギズモが選択されていないときに非表示になるなどのアップデートが施されています。

(画像は公式ブログより引用)

スクリプトデバッグがマルチスレッドに対応

GDScriptなどで書かれたコードをデバッグするスクリプトデバッガが、マルチスレッド化したコードに対応しました。これより、ブレークポイントなどが正しく動作するようになります。

(動画は公式ブログより引用)

GPUパーティクルが刷新

Godot 4.2では、GPUパーティクルおよびGPUパーティクルのプロパティ「ParticleProcessMaterial」がリファクタリングされ、リアルなビジュアルエフェクトだけでなく、よりスタイライズされたエフェクトも制作できるようになりました。

新しいGPUパーティクルで作られたビジュアルエフェクト(動画は公式ブログより引用)

なお、Godot Engine開発チームはGPUパーティクルへの移行を推奨しており、Godot 4.2以降はCPUパーティクルに新たな機能を追加する予定はないとのこと。そのためGodot 4.2にはCPUパーティクルをGPUパーティクルへ変換するコンバーターが導入されています。

パーティクルシステムの詳細な更新内容に関しては、こちらをご覧ください。

なお、Godot EngineGitHubリポジトリでは、バグの報告を受け付けています。既知のバグの確認や、まだ知られていない未発見のバグの報告が可能です。

Godot 4.2 ベータ版のダウンロードはこちらをご確認ください。

Dev snapshot: Godot 4.2 beta 2|Godot Engine 公式ブログgodotengine / godot|GitHub

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