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Unity Technologiesは、ゲームのインストール数を基準にしたUnityの利用料金制度「Unity Runtime Fee」を、2024年1月1日より導入することを発表しました。
Unity Runtime Feeは、Unity Plus/Pro/Enterpriseなどの利用料金とは別に発生する料金システム。一定の収益とインストール数を超えた作品が対象で、作品がインストールされるごとに追加料金が発生します。
Unity Runtime Feeの対象となる作品は、以下の通り。
上記の条件を満たし、Unity PersonalまたはUnity Plusを使用している場合、インストール単価は0.2米ドルと設定されています。
この料金は、ゲーム収益化が確立された地域(米国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、日本、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、スウェーデン、スイス、韓国、英国)で適用されます。
その他の国や地域でのインストール単価は0.02米ドル。
Unity Runtime Feeの料金や条件の詳細は、以下の通りです。
Unity Runtime Feeにあわせて、Unity Plusの新規契約が終了したことも発表されました。利用者には10月中旬に送られるメールからUnity Proへのアップグレードが案内され、現在の利用料金でUnity Proが1年間利用できます。
また、収入ならびに資金調達(自己資金を含む)の過去12か月の合計が年間10万ドルを超えていなければ利用できる無料プランUnity Personalの条件が変更されることもアナウンス。2024年1月1日からはそれら売上などを問わず、誰でも利用可能になります。
Unity公式サイトでは、Unity Runtime FeeのFAQも公開されました。Unity Runtime Feeが発生する条件を満たした場合、料金としてカウントされる対象はそれ以降に起こるインストールであることが書かれています。また、現時点ではゲーム以外、例えば映画・教育などについては料金が発生しない、といったことも載っています。
なお、今回公開されたUnityブログの記事では、Unity Runtime Feeだけでなく、11月から利用可能になるUnityの新サービス・新機能についても紹介されています。詳細は、こちらをご確認ください。
Unity のプランの価格設定とパッケージの更新CHANGES TO UNITY PLANS AND PRICING(FAQ)Unity plan pricing and packaging updates(Unity公式フォーラム)