この記事の3行まとめ
- ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンが、Unityで画像合成を行う機能「Visual Compositor」の紹介動画を公開
- 「Visual Compositor」では、ノードベースのエディタを通して、Unity内でリアルタイムの画像合成が可能
- 動画では、試験的に使えるStable Diffusionとの連携機能についても解説
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、『Visual Compositor の紹介:Unity でのリアルタイムでノードベースの画像合成!』と題した動画をYouTubeにて公開しました。
公開された動画は、Unity 2020.3.45以降で試験的に利用できる、画像合成を行う機能「Visual Compositor」の使用方法を紹介する動画です。
同機能は、テンプレートプロジェクト『Anime Toolbox』などに使用されています。
「Visual Compositor」は、ノードベースのエディタを通して、Unity内でリアルタイムの画像合成を行う機能です。
レンダリング結果に対してアウトラインを生成する処理などを施すことが可能。加えて、Photoshopなどの画像編集ツールのように画像をレイヤーとして扱い、複数の画像を合成できます。
アウトライン処理を施したレイヤーを通常のレンダリング結果に合成する様子(画像は『Visual Compositor の紹介:Unity でのリアルタイムでノードベースの画像合成!』より引用)
同動画では、「Visual Compositor」の導入方法に加え、アウトラインや変形などの処理を適用する8種類のノードの使い方を紹介しています。
出力される画像を傾けるなどの変形が可能な『Transform』ノード(画像は『Visual Compositor の紹介:Unity でのリアルタイムでノードベースの画像合成!』より引用)
特定のGameObjectのみをレンダリングする『GameObject』ノード(画像は『Visual Compositor の紹介:Unity でのリアルタイムでノードベースの画像合成!』より引用)
加えて、動画公開時点で試験的に利用できるStable Diffusionとの連携機能についても解説しています。
『Stable Diffusion Txt2Img』ノードを使用し、テキストからサイバーパンクな背景画像(画像中央下)を生成する様子(画像は『Visual Compositor の紹介:Unity でのリアルタイムでノードベースの画像合成!』より引用)
生成した画像をシーンのレンダリング結果に合成する様子(画像は『Visual Compositor の紹介:Unity でのリアルタイムでノードベースの画像合成!』より引用)
試験的な機能であるため、「Visual Compositor」を使用するには、Gitを通してPackage Managerからインストールを行う必要があります。具体的なインストール手順は、同動画にて解説されています。
詳細は、『Visual Compositor の紹介:Unity でのリアルタイムでノードベースの画像合成!』および公式マニュアルをご確認ください。
『Visual Compositor の紹介:Unity でのリアルタイムでノードベースの画像合成!』YouTube「Visual Compositor」 公式マニュアル