この記事の3行まとめ
AdobeがSubstance 3D Designerをバージョン13.0へアップデートしました。
Need to incorporate a custom shape into your materials design? #Substance3DDesigner’s newest update now lets you create manual shapes or trace existing ones to be integrated directly into your material design workflow. pic.twitter.com/Br5S33AujC
— Adobe Substance 3D (@Substance3D) June 6, 2023
Need to incorporate a custom shape into your materials design? #Substance3DDesigner’s newest update now lets you create manual shapes or trace existing ones to be integrated directly into your material design workflow. pic.twitter.com/Br5S33AujC
— Adobe Substance 3D (@Substance3D) June 6, 2023
Substance 3D DesignerはAdobeが提供するツール群「Adobe Substance 3D Collection」のうちの一つで、ノードベースでプロシージャルなテクスチャーを作成できるツールです。
今回のアップデートでは「SPLINE TOOLS」と「PATH TOOLS」が追加されています。
SPLINE TOOLS
制御点とその接線によって作られる滑らかな曲線(スプライン)を作成します。スプラインを編集したり、スプラインに沿って配置したりできるようになった他、塗りつぶしもできるようになりました。
ピクセルだけでなくスプラインを扱えるようになったことにより、画像解像度に依存しないネットワークを作れるようになっています。
PATH TOOLS
指定された半径と辺の数の多角形の形のパスを生成します。また、グレースケールの画像からパスを生成したり、パスをワープ変形したりすることも可能です。パスはスプラインに変更できるため、スプライン関連の機能を使って塗りつぶしや配置などの操作も行えます。
今回のバージョンアップで、スプライン関連とパス関連のノードは合わせて計30種以上追加されています。具体的な使い方を説明したチュートリアル動画も公開中です。
Substance Engine v9
新機能であるloopsは、条件が満たされるまで関数を繰り返すことができ、グラフを軽くしたり、精度を上げたりすることができます。
loopsはSubstance function graphsの中での使用を想定しており、Pixel Processor、Fx-Map、Value Processorで実装することが主であるとのこと。
そのほかにも、Substance Engine v9では、ノードなどに複数の改善がなされています。
Portal node
Dotノードで可読性の高いグラフネットワークを作れるようになりました。この機能はグラフ内の非常に長くなった接続を隠すことができます。
Home screen
他のAdobe製品と同様のホーム画面が初期表示されるようになりました。最近開いたファイルのリストやチュートリアルにもアクセスできます。
なお、前バージョンで予告されていた通り、本アップデートにて、プロシージャルジオメトリ専用のグラフであるSubstance model graphが完全に削除されています。
アップデートの詳細は、リリースノートをご確認ください。
Version 13.0 | Substance 3D Designer リリースノート