CRI・ミドルウェアがデジタルアンプを開発、ハードウェア市場に進出。音質改善に関する研究の成果を「春のヘッドフォン祭」で初披露

CRI・ミドルウェアがデジタルアンプを開発、ハードウェア市場に進出。音質改善に関する研究の成果を「春のヘッドフォン祭」で初披露

2023.04.28
ニュースサウンド
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この記事の3行まとめ

  • CRI・ミドルウェアがデジタルアンプ「CRI Full Digital Audio Solution(仮)」を発表
  • 4月29日(土)開催の「春のヘッドフォン祭 2023」に出展
  • オーディオ評論家・佐々木 喜洋氏による「新世代フルデジタルアンプの可能性」講演・視聴会も実施

CRI・ミドルウェアは、4月29日(土)中野サンプラザで開催される「春のヘッドフォン祭 2023」に、同社初となるデジタルアンプ「CRI Full Digital Audio Solution(仮)」を出展することを発表しました。

「春のヘッドフォン祭」は、ヘッドフォン・イヤフォン・オーディオ機材販売店のフジヤエービックが主催する恒例の展示会イベントで、オーディオ機器の展示や各社の新製品発表、トークイベントなどが実施されています。入場は無料(事前登録制)。

CRI・ミドルウェアは、ゲーム制作向けのサウンドミドルウェア「CRI ADX」やムービー圧縮技術「CRI Sofdec」などを開発するミドルウェア開発・販売会社で、本イベントには初出展となります。「CRI Full Digital Audio Solution(仮)」はフルデジタルのオーディオ用ソリューションで、一般的なデジタルアンプと同様にヘッドフォン、スピーカーなどと接続可能です。

  • FPGA+Hブリッジ回路を用いて、ソフトウェア(CRI D-Amp Driver®)で高品質なサウンドをマルチチャンネル出力可能
  • FPGAとさまざまなデジタル音声信号処理ソフトウェア(CRI DSP)を組み合わせて、ニーズに合わせた信号処理が可能

出力部に至るまでフルデジタルのため位相ズレや出力差が生じにくく、一般的なクラスDアンプと比較して原音に忠実な再生が可能とのこと。また、FPGA(Field Programmable Gate Array:論理回路の構造をユーザーが自由に書き換えることが可能な集積回路)を用いることで、「CRI DSP」を介してエコーキャンセラーやノイズキャンセル、イコライザーなどの信号処理を施すことが可能になっています。

なお、当日11:30から、オーディオ評論家 佐々木 喜洋氏による「新世代フルデジタルアンプの可能性」という講演/視聴会も予定されています。詳細は公式Webサイトをご確認ください。

春のヘッドフォン祭 2023 - CRI Middleware春のヘッドフォン祭 2023 公式サイト

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