日本語ベースのGodot Engineユーザーコミュニティサイト「Godot Japan User Community」が開設。今後はゲームジャムなどのイベントも企画予定

2023.03.17
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こんにちは、ディーン(@Saitos620)です。今回は、私が立ち上げたコミュニティサイトGodot Japan User Communityをご紹介します。日本でのGodot Engineのシェア拡大を目的とした、非営利でオープンソースのコミュニティサイトです。

サイトはGithubでソースが全て公開されているため、新しい技術記事を誰でも寄稿することができ、記事の間違いや要望などもIssuesから投稿することができます。Webサイト全体を通して、オープンソースになっています。運営チームは、Godot Japan Discordサーバーの運営も行っており、サーバー参加者は約500名ほどになります。

また、毎週木曜日更新のGodot Engineに関する様々なリンクを紹介するWeekly Godot Japanというニュースシリーズも開始しました。

日本語のGodot Engineユーザーがさらに始めやすく継続しやすい環境と、技術の集まるナレッジベースとしての役割と、コミュニティメンバーの技術的なコミュニケーションの場として運営しています。

Godot Engineとは?

Godot Engineはライセンス料などは一切なく、自らエンジンを改修・改造ができるFOSS(フリーオープンソースソフトウェア)のゲームエンジンです。

開発言語は組み込みスクリプトであるGDScript、C#に対応しており、エンジンそのものがC++で書かれているため、C++を使用してエンジンをビルドしたり、拡張することが可能です。エディタと公式ドキュメントの日本語化も約7〜8割程度されているので日本語ユーザーでもすぐに始めることができます。

Godot Engine 4.0のパーティクルシェーダーサンプル(via: The next big step: Godot 4.0 reaches Beta

最近、最新バージョンである「4.0」の安定版がついにリリースされました。バージョン4.0は、VulkanレンダリングAPIによる、さらに美しい3D表現とともに、強化された物理エンジン、大きく機能の追加されたGUIシステムや2Dタイルマップ・アニメーション機能などが魅力です。その後も早いペースでベータ版、RC版がリリースされています。

Godotは当サイトと同じく、Epic Gamesによる支援プログラム「Epic MegaGrants」に採択されているプログラムです。同エンジンは、Epic Games Storeでも配信されています

Godotコミュニティでは日本語情報が充実

Godot Japan User Communityでは今後のロードマップとして、Godot Engine向けのアセットゲームジャムユーザートークミーティングなどのイベントを企画しています。Godot Engineに興味を持たれた方はぜひご参加ください。

Godot Japan User CommunityのサイトはこちらGodot Engine公式サイトはこちら

この記事は「IndieGamesJp.dev」の提供により掲載しています。
元記事URL:https://indiegamesjp.dev/?p=6802

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