Adobe『Substance 3D Sampler』、複数の写真から3Dモデルを生成する「フォトグラメトリ」機能を追加。『Substance 3D Designer』もアップデート

2023.02.02
ニュース3DCG
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • Adobeが『Substance 3D Designer 12.4』と『Substance 3D Sampler 4.0』をリリース
  • 『Substance 3D Sampler 4.0』は、複数の写真から3Dモデルを生成する「フォトグラメトリ」機能が追加された
  • 『Substance 3D Designer 12.4』は、利便性が向上するアップデート

2023年1月31日、Adobeは『Substance 3D Sampler』と『Substance 3D Designer』をアップデートしました。

Substance 3D Sampler

『Substance 3D Sampler』は、4.0にアップデートされました。

本バージョンでは、複数の写真から3Dモデルを生成する「フォトグラメトリ」機能が追加。さらに、生成したモデルのローポリモデル化やUV生成ベイクまで自動で行う機能も増えています。

ローポリモデル、UV、ベイクを自動化(画像はリリースノートより引用)

生成したモデルの背景を削除する自動マスク機能もあるうえ、主要なファイル形式のエクスポートにも対応しています。

自動マスク機能(画像はリリースノートより引用)

生成したモデルを主要ファイル形式でエクスポート(画像はリリースノートより引用)

スマートフォンのカメラを使い、3Dモデルを作成するチュートリアル動画も公開されています。

Substance 3D Designer

『Substance 3D Designer』は12.4にアップデートされ、ツールの利便性が向上しました。

ノード関連の機能として、不要ノードの自動削除機能や、ノードを選ぶとそれに影響を受けるすべてのノードをまとめて選択できる機能が追加されています。

不要なノードを自動で削除する機能(画像はリリースノートより引用)

選んだノード以下のノードをまとめて選択できる機能(画像はリリースノートより引用)

パラメータ関連の機能としては、四則演算を使った数値入力ランダムな値を入力してくれるボタンが追加されています。

四則演算を使った数値入力(画像はリリースノートより引用)

ランダムな値を入力してくれるボタン(画像はリリースノートより引用)

アップデートの詳細は、『Substance 3D Sampler 4.0 リリースノート』と『Substance 3D Designer 12.4 リリースノート』をご確認ください。

Substance 3D Sampler 4.0 リリースノートSubstance 3D Designer 12.4 リリースノート

関連記事

2024ブラックフライデーセール情報まとめ。ゲーム開発に役立つ、Unity Asset StoreやAdobeなどの大幅値下げセール(随時更新)
2024.11.22
CGの国際カンファレンスの東京開催を記念した産学交流会「SIGGRAPH Asia 2024 プロダクション ミートアップ」開催。学生・学校関係者は参加費無料
2024.11.22
「Blender 4.3」正式リリース。EEVEEにおいてライトリンキングやグリースペンシルが使用可能に、ジオメトリノードには反復処理機能追加
2024.11.20
HoudiniでUSDを扱う「Solaris」にフォーカスした公式技術デモのプロジェクトファイル「Project Greylight」が公開。無料でダウンロード可能
2024.11.20
プレイヤーの動きによって波立つ水面をNiagaraで実装。ホラーゲーム『Still Wakes the Deep』開発者による水の表現手法を解説する記事が、UE公式ブログにて公開
2024.11.11
セガの社内向けテキスト『基礎線形代数講座』が書籍化。ゲームの3DCG技術などで必須な線形代数を基礎から学び直せる解説本、日本評論社より2025年1月に発売
2024.11.11

注目記事ランキング

2024.11.27 - 2024.12.04
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ローパスフィルター(Low-Pass Filter)
ローパスフィルター
  1. 電気信号のうち、指定した周波数(カットオフ周波数)以下の信号を通し、それより上を大きく低減させるフィルター。
  2. ゲーム開発において、基本的にはサウンド用語として用いられる。例として、特定のセリフをローパスフィルターによってくぐもった音に加工することで、隣の部屋や遮蔽物の後ろで話しているかのような表現を行うことができる。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!