モバイルモーションキャプチャーシステム「mocopi(モコピ)」のデベロッパーサイトが公開。開発ツールや「RAYNOSちゃん」アバターデータが提供されている

2022.12.15
ニュース
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • ソニーがモバイルモーションキャプチャーシステム「mocopi(モコピ)」のデベロッパーサイトを公開
  • 「mocopi Receiver Plugin」「BVH Sender」などのベータ版がリリースされている
  • 独自アプリの開発に利用する「mocopi Mobile SDK」は近日公開予定

2022年12月15日(木)、ソニーはモバイルモーションキャプチャーシステム「mocopi(モコピ)」デベロッパーサイトを公開しました。

(画像はデベロッパーサイトより引用)

mocopiは、6個の小型・軽量なトラッキングセンサーと専用のAndroid/iOS向けアプリ『mocopi』で構成された、モバイルモーションキャプチャーシステムです。

発売時期は2023年1月下旬を見込み、ソニーストアでの販売価格は49,500円(税込)。2022年12月中旬から、ソニーストアで予約開始予定。

今回公開されたmocopiのデベロッパーサイトでは、mocopiの特徴やモーションキャプチャーの仕組み、技術仕様などが解説されています。また、「mocopi Receiver Plugin」「BVH Sender」「RAYNOS(レイノス)ちゃん」アバターデータがそれぞれベータ版としてリリースされています。

mocopi Receiver Plugin」は、『mocopi』アプリで作られたモーションデータをPCなどのデバイスでリアルタイムに取り込むプラグイン。記事執筆時点ではUnity用とMotionBuilder用が提供されています。

(画像はデベロッパーサイトより引用)

BVH Sender」は『mocopi』アプリで記録したBVH形式のモーションデータを、ローカルネットワーク上にUDP送信できるアプリです。こちらは、Windows用とMac用が提供されています。

(画像はデベロッパーサイトより引用)

オリジナルのアバター「RAYNOSちゃん」のVRMファイルも配信されています。使用許諾の範囲内であれば、自由に利用可能です。

mocopiのセンサーと連動する独自アプリを開発するために必要な「mocopi Mobile SDK」(Android/iOS対応)は、近日公開予定とのこと。

また、2022年12月15日(木)に、XRやメタバースをテーマにしたテックカンファレンス「XR Kaigi 2022」にて、mocopiの特別セッションが配信されました。

さらに2022年12月22日(木)・23日(金)は、東京都立産業貿易センター 浜松町館にて開催される「XR Kaigi 2022 Offline」内で、mocopiの体験展示型説明会が実施されます。

mocopiの詳細はこちらを、開発者向け情報はこちらをご確認ください。

「mocopi」公式サイト「mocopi」デベロッパーサイト

関連記事

2024ブラックフライデーセール情報まとめ。ゲーム開発に役立つ、Unity Asset StoreやAdobeなどの大幅値下げセール(随時更新)
2024.11.22
CGの国際カンファレンスの東京開催を記念した産学交流会「SIGGRAPH Asia 2024 プロダクション ミートアップ」開催。学生・学校関係者は参加費無料
2024.11.22
『CLIP STUDIO PAINT Ver.4.0』に生成AIの学習から保護するノイズ追加や、イラストのポーズを調整できる「パペット変形ツール」搭載。2025年3月にリリース予定
2024.11.21
重さ約2kgのアルゴリズム解説書籍『アルゴリズムイントロダクション第4版総合版』、近代科学社より12/3(火)に発売
2024.11.21
デスクトップPCの定位置を机の下から動かせる「7段階昇降CPUワゴン」、サンコーより発売。耐荷総重量80kgでワゴンの上にも載せられる
2024.11.21
「mocopi」+VR機器でフルボディトラッキング。「mocopi」をSteamVRの仮想トラッカーとして使う『mocopi VR』、ソニーがリリース
2024.11.21

注目記事ランキング

2024.11.16 - 2024.11.23
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

法線
ホウセン 頂点がどの方向に向いているのかを決定するベクトル情報。ライティング情報を受けて、どのような方向に陰影を作リ出すかを決定する処理に利用する。 マテリアル内で、計算やテクスチャ情報により法線をコントロールすることで、メッシュそのものを弄らずに立体感を出すことが可能。 面の表裏を表す面法線もある。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!