この記事の3行まとめ
- エピック ゲームズ ジャパンの岡田氏がUnreal Engine 5のアニメーションに関する新機能を簡単に試せるサンプルと記事を公開
- サンプルはGitHub上に公開されている
- 岡田氏はDistance Matching導入手順の解説記事も公開した
2022年12月13日、エピック ゲームズ ジャパンの岡田 和也氏がブログにて、「【UE5】UE5のアニメーションに関する新機能をサクッと試せるサンプルを公開しました!」と題する記事を公開しました。
今回の記事は、岡田氏がUnreal Engine 5(以下、UE5)のアニメーションに関わる新機能を簡単に確認・検証などができるサンプルを作り、その内容について記事で説明しています。
サンプルでは各機能のオン・オフ切り替えやプロパティを制御するUIを使い、標準のアニメーションに新機能を適用した際の効果を確認可能。
また、サンプルにあるAnimation Blueprint(ABP_UE5AnimSystemSample)を見ると、新機能の使用方法についてもチェックできます。
記事執筆時点では、サンプルで下記機能の確認などが可能です。
- Pose Warping
- Stride Warping
- Orientation Warping
- Slope Warping
- Foot Placement
- Distance Matching
- Blueprint Thread Safe Update Animation
- Anim Node Functions
- Property Access
サンプル本体はGitHubにて公開されています。なお、同記事は「Unreal Engine (UE) Advent Calendar 2022」の1記事として書かれています。
サンプルで使われているメニューUI(画像は記事より引用)
また、岡田氏はブログで「【UE5】UE5からの新機能「Distance Matching」を使ってみよう!(サンプル配布あり)」という記事も公開しています。
これは「CEDEC+KYUSHU 2022」で実施された講演に関するもの。同講演ではUE5の新機能の一つであるDistance Matchingの導入手順が複雑なため、説明する記事を後に公開するとアナウンスされていました。
講演に使われた資料は、スライド共有サービス「ドクセル」上に「猫でも分かる UE5.0, 5.1 におけるアニメーションの新機能について【CEDEC+KYUSHU 2022】」として公開されています。
(画像はドクセル資料より引用)
同記事では、具体的なセットアップ手順などが掲載されています。また、上記のGitHubにてDistance Matchingの実装サンプルも公開されています。
Distance Matchingの適用前後を比較したアニメーション。Distance Matchingを適用した右側では、着地前に脚を伸ばすような自然な動作が追加されている(画像は記事より引用)
UE5のアニメーションに関する新機能を試すサンプルの詳細についてはこちらの記事を、Distance Matchingの詳細はこちらの記事をご確認ください。
サンプル | GitHub【UE5】UE5のアニメーションに関する新機能をサクッと試せるサンプルを公開しました!【UE5】UE5からの新機能「Distance Matching」を使ってみよう!(サンプル配布あり)