この記事の3行まとめ
- Microsoft、DALL·E 2モデルを利用したデザインアプリ『Microsoft Designer』を発表
- プレビュー版の利用登録開始。一般公開時は基本機能は無料で提供予定
- 『Clipchamp』のMicrosoft 365ファミリー統合や、AIによる画像生成機能がBing上で動く機能なども発表
Microsoftは、2022年10月13日(木)から14日(金)に開催している年次カンファレンス「Microsoft Ignite」の基調講演にて、AIを利用したデザインアプリ『Microsoft Designer』を発表しました。
Microsoft DesignerはSNS投稿時に使うアイキャッチ画像やパンフレットといった、グラフィックの制作に使うデザインアプリ。AI技術により、入力したテキスト内容に沿った画像が生成される点が特徴です。画像生成モデルは、AIを研究・開発している非営利団体Open AIが開発したDALL·E 2などが採用されています。
公式サイトでは、無料の早期プレビュー版を登録できます。一般公開版は無料アプリとして提供され、より高度な機能がMicrosoft 365 PersonalおよびFamily加入者に提供される予定です。
テキストからAIが画像を生成(画像は『Microsoft Designer Sizzle』より引用)
また、Microsoftは、Web上で動作し、無料で使える動画編集サービス『Clipchamp』がMicrosoft 365ファミリーに加わったことも発表しています。これにより、Microsoft 365 PersonalまたはFamily加入者であればプレミアム機能が追加の支払いなしで利用できるようになります。
ほかにも、テンプレート画像や学習コンテンツが用意されたクリエイター向けWebサイト「Microsoft Create」の公開、Microsoft Bing上でテキスト入力するとDALL·E 2を活用して画像を生成する「Image Creator」が今後提供されることなども発表されました。
『Clipchamp』を使っている様子(画像はMicrosoft 365 Blogより引用)
詳細は『Microsoft Ignite』1日目基調講演動画や、同日公開のMicrosoft 365 Blogの記事などをご確認ください。
『Microsoft Designer』公式サイト『Microsoft Ignite』1日目基調講演動画Microsoft 365 Blog『New tools from Microsoft 365, Edge, and Bing bridge the gap between productivity and creativity』