Epic Gamesが「MetaHuman」の最新リリースを発表。スキャンした顔のメッシュからMetaHuman作成ができるプラグインやMetaHuman Creatorの新機能も追加

2022.06.10
ニュースアンリアルエンジン
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • デジタルヒューマンフレームワークMetaHumanの最新リリースが発表
  • MetaHumanプラグインが公開。顔のメッシュからオリジナルのMetaHumanが作成できるMesh to MetaHuman機能を搭載
  • MetaHuman Creatorの新機能やライティングプリセットも追加された

2022年6月9日、Epic Gamesはデジタルヒューマンフレームワーク「MetaHuman」の最新リリースを発表しました。

MetaHumanEpic Gamesが提供するフォトリアルな人間キャラクターを作成することができるフレームワークで、クラウドベースのブラウザアプリケーション「MetaHuman Creator」からアクセスすることができます。フェイスリグの開発など技術的詳細についての解説資料も公開されております。こちらの記事をご覧ください。

今回のリリースでの更新点は以下の通りです。

MetaHumanプラグインと新機能Mesh to MetaHumanの発表

MetaHumanプラグインEpic Gamesが提供するMetaHumanと同社のUnreal Engineとの連携性を高めるためのプラグインです。顔のメッシュからオリジナルのMetaHumanを作成できる新機能「Mesh to MetaHuman」を搭載しています。

Mesh to MetaHumanでは、以下の手順でMetaHumanを作成していきます。

  • UE5の自動トラッキング技術により顔の3DメッシュモデルをMetaHumanのトポロジテンプレートと適合させる
  • ボディのテンプレートから選択されたボディタイプと組み合わせ、全身のデータを作り出す
  • このデータをクラウドに送信することにより、データベースから最適なMetaHumanのフェイシャルリグが選択され、もとの顔メッシュとの差分のデータが作成される

もととなる3Dメッシュにリグを入れる必要がないので、3Dスキャンなどにより作成したメッシュや、もともとフェイシャルリグが設定されていないモデルなどでも使用可能

こうして変換されたMetaHumanはクラウドベースのアプリケーション「MetaHuman Creator」を使ってブラウザ上などで確認できるほか、調整や改善を行うことも可能です。

髪やヒゲ、肌の質感などといった要素は「MetaHuman Creator』上などで追加していく必要がある

Mesh to MetaHumanのワークフローは、公式のチュートリアル動画やクイックスタートのドキュメントでも解説されています。

MetaHumanプラグインUEマーケットプレイスで入手することができます。

MetaHumanと新しいキャラクターツールとの互換性

MetaHumanのモデルに、コントロールリグPoseツールIKリターゲターIKリグChaos物理エンジンといったUE5のキャラクターアニメーションに関連する新機能との互換性が備わりました。Chaos物理に関しては、MetaHumanのサンプルプロジェクトに物理アセットを使用した新しいレベルがサンプルとして追加されています。

転がった後の「起き上がり」の実装も学べる

現在、MetaHumanQuixel Bridgeを介してUnreal Engine上に簡単にエクスポートすることが可能となっています。

Quixel BridgeのプラグインはUE5から標準搭載となっている

MetaHuman Creatorに新機能が追加

MetaHuman Creatorにフェイシャルアニメーションループ10個とボディポーズ6つが追加されました。

これにより、作成されたMetaHumanのリグがどのように機能するかを詳細に確認できるようになりました。

キャラクターのさまざまな見た目を実現するために、ヘアスタイルが13個、ヒゲ、眉毛、まつげなども23個追加されました。さらに複数の領域を個別に色付けする機能が使用可能になりました。また、服装に関しても、模様のパターンをカスタマイズする機能が備わりました。

ライディングプリセットの追加

MetaHuman Creatorで使用可能だった撮影監督のGreig Fraser氏による6つのライティングプリセットがUnreal Engineでも使用できるようになりました。

The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience用に設計された3つのライティングプリセットと合わせ、現在マーケットプレイスからダウンロードできます。

MetaHumanについての詳細情報は、MetaHumanについての公式ドキュメントをご覧ください。

MetaHuman最新リリース発表ページ「MetaHumanプラグイン」公式チュートリアル動画MetaHuman公式ドキュメント

関連記事

Razer、UEやUnityに対応したゲーム開発SDK「WYVRN」を発表。QAを効率化するAIツールやハプティクス技術などを統合
2025.04.01
手作業だったアンリアルエンジンのロイヤリティ計算が自動化。Epic Games、デベロッパー ポータルを刷新
2025.03.27
米・豪で開かれた大型イベント「Unreal Fest 2024」の講演動画が公開中。UE5のリアルタイムパストレーシングについて解説した講演など
2025.03.25
開発エンジンをUEに移行する際に知っておきたいポイントとは?「PCG」「StateTree」などのUE機能を紹介する公式チュートリアル記事8本が公開
2025.03.24
『Unreal Engine 5 リアルタイム ビジュアライゼーション 第2版』、秀和システムより発売中。ノンゲーム分野におけるUE5.5の3DCG活用術を学べる
2025.03.18
Unreal Engine 5.5.4がリリース。Rerouteノード削除時にクラッシュする問題や、StateTreeに関する不具合の修正も
2025.03.12

注目記事ランキング

2025.03.27 - 2025.04.03
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

リグ(Rig)
リグ 3Dモデルを動かす場合に、すべてのボーンを編集するのではなく、少ない編集箇所で直感的に動作などを付けるために作られたコントローラーやコントロールする仕組み。 またスケルトン自身をリグと呼ぶ場合もある。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!