この記事の3行まとめ
- 2026年3月17日(現地時間)、「Blender 5.1」が正式リリース
- アーマチュア内のボーンからトランスフォーム情報を取得できるInputノード「Bone Info」がジオメトリノードに追加
- シェイプキーおよびアクションの処理速度向上や、グリースペンシルの塗りつぶし機能の強化なども実施されている
Blender開発チームは2026年3月17日(現地時間)、オープンソースの無料3DCGツール「Blender 5.1」を公開しました。
『What’s New in Blender 5.1! Official Overview』
「Blender 5.1」は、2026年2月にベータ版が公開されたのち、同年3月11日(現地時間)に公開されたリリース候補版(Releace Candidate)を経て、このたび正式リリースとなりました。
本バージョンでは、アーマチュア(Armature)に内包されたボーンのトランスフォーム情報を取得できるInputノード「Bone Info」がジオメトリノードに実装。
Blender 5.0より搭載された「Geometry Attribute Constraint」と併用することで、ジオメトリノードの計算結果をボーン制御に反映するといったプロシージャルなリギング機能が強化されます。
「Bone Info」ノードは、Armature内のボーンからPose、Local Pose、Transform Poseといった情報を取得できる(画像はBlender公式サイトより引用)
Armature&ジオメトリノード連携の実演。ボーンの移動・回転データなどを入力値としてプリンのメッシュを変形させる処理が組まれている(動画はBlender公式サイトより引用)
また、シェイプキーおよびアクションのパフォーマンス改善によりフレームレートが最大304%向上したことや、グリースペンシルにおいて多重連結(※)な領域の塗りつぶし機能がサポートされたことで空白をもつ図形を取り扱えるようになるなど、多岐にわたるアップデートが実施されています。
※ トポロジーにおいて、ある空間が単連結ではない状態にあることを意味する。単位連結とは、空間内に配置された閉曲線がある1点に向けて収束可能である状態を指す。
たとえば、ドーナツ型の物体の「穴」をなぞるように描いた円を縮めようとしても「穴」に阻まれて点には収束できないため、ドーナツ型の空間は多重連結であるといえる
グリースペンシルの新たな塗りつぶし機能の紹介動画。複数の図形を重ね合わせたとき、外側の境界線だけでなく内側の境界線を扱うことが可能となり、一部に空白をもつ図形を作成しやすくなった(動画はBlender公式サイトより引用)
そのほか、Eeveeマテリアルのコンパイル高速化、Cyclesのパフォーマンス向上、テキストや曲線におけるレンダリング改善などが実施されています。
詳細は、「Blender 5.1」新機能紹介ページやリリースノートをご確認ください。
「Blender 5.1」新機能紹介ページ | Blender公式サイト「Blender 5.1」リリースノート | Blender公式ドキュメント