この記事の3行まとめ
- Maxon、2025年秋における同社製品のアップデート情報を発表
- 「ZBrush 2026」は新たにPythonスクリプトをサポート
- 「ZBrush for iPad 2026」は、3Dプリンター向け出力プラグイン「3D Print Hub」の実装などが行われた
Maxonは2025年9月10日(現地時間)、同社が提供する各種DCCツールの2025年秋におけるアップデート情報を発表しました。
Maxon 2025年秋のリリースの日本語版ビデオを公開しました。
Redshiftのプロシージャルの雲や太陽と空のアップデート、バンプマップの改善、ZBrushのPythonサポート、サーフェスノイズの改善などの他にも、近日リリース予定の機能も紹介しています。https://t.co/neBZXPh9GZ— MaxonJapan (@maxonjapan) September 12, 2025
同社はこのたび、デスクトップ版ZBrush「ZBrush 2026(2026.0.0)」や、iPad版の「ZBrush for iPad 2026」など、各種製品の最新版をリリース。
ツールの最新機能や修正点など、アップデート内容が同社公式YouTube動画やニュースリリースなどで語られています。
2025年秋のMaxon製品アップデートについて発表した動画
デスクトップ用ZBrushの最新版「ZBrush 2026」では、標準のスクリプト言語として新たにPythonをサポート。
また、ポリゴンを直接編集できるブラシ機能「ZModeler」の機能が強化され、エッジや頂点などにマウスカーソルを重ねた際の視認性が向上したほか、エッジループの追加・インセット使用時に自動でクリースを適用する機能などが搭載されました。
アップデート内容の詳細はリリースノートやパッチノートより確認できます。
2025年秋における「ZBrush」アップデート内容を紹介した動画(英語版)。
なお日本語公式YouTubeチャンネルにおいても、2025年9月13日(土)19時より動画がプレミア公開される
iPad用の「ZBrush for iPad 2026」においても、デスクトップ版と同様に「ZModeler」がアップデート。
そのほか、制作したモデルをSTL形式などで3Dプリンター向けに出力できるプラグイン「3D Print Hub(3Dプリントハブ)」がiPad版にも搭載されるなど、各種機能が追加・更新されています。
「ZBrush for iPad」に新規搭載された「3D Print Hub」の解説動画
デスクトップ版およびiPad版ZBrushはいずれも、公式サイト(デスクトップ版/iPad版)よりサブスクリプション形式で購入可能。なおiPad版は、一部機能に制限をかけた無料プランも用意されています。
そのほか、「Cinema 4D」で流体シミュレーションなどに関するアップデートが行われたことや、「Redshift」においてレンダリング機能の強化やパフォーマンス向上といった更新が施されたことなどが語られています。
今回の発表について、詳細は公式YouTube動画やニュースリリースをご確認ください。
「学校からレッドカーペットまで:Maxon、新しいエコシステムデザインでスピード、柔軟性、創造力を実現」Maxon公式サイト『Maxon Fall 2025 Release』Maxon公式YouTube動画