この記事の3行まとめ
- パルコがゲームパブリッシング事業の新レーベル「PARCO GAMES(パルコゲームズ)」立ち上げを発表した
- パブリッシングタイトル『南極計画』『CONSTANCE』『the Berlin Apartment』は2025年冬にリリース予定
- 催事・イベント企画などは引き続き展開。ECサイトはゲームタイトルの公式ECとしても活用可能な仕様にリニューアル
パルコは2025年8月19日(火)、インディーゲームに特化したゲームパブリッシング事業に本格参入し、新レーベル「PARCO GAMES(パルコゲームズ)」を立ち上げると発表しました。
(画像はプレスリリースより引用)
パルコは2023年にゲーム事業専門チームを発足しており、2024年9月からは「ゲーム事業開発部」を展開。イベント開催のノウハウや実店舗の保有といった強みを生かし、ゲームに関する催事・EC・メディア・コラボレーションなどの展開を行ってきました。
新レーベル「PARCO GAMES」は、パルコのゲーム事業を総合するブランド名として発足し、より戦略的かつ継続的な事業推進をするために設けられました。
同社ゲーム事業開発部 部長の西澤 優一氏は「インディーゲームの領域へ注力しゲームカルチャーとの新たな価値共創を目指し、パルコらしいアプローチを大切にするゲームパブリッシャーとして独創的な活動を目指してまいります」とコメントしています。
なお、ゲームメーカーズでは7月に「PARCO GAMES」のコアメンバーにインタビューした記事を公開しています。あわせてご確認ください。
3タイトルが2025年冬にリリース予定
「PARCO GAMES」としてのパブリッシング事業としては、開発支援やパブリッシング・マーケティング・2次展開までをパルコのブランド力を生かし、一気通貫で実施・サポートすることを掲げています。
同レーベルがリリースするタイトルとしては、『南極計画』『CONSTANCE』『the Berlin Apartment』の3タイトルを発表。いずれも2025年冬に発売される見込みです。
900年後の荒廃した南極を舞台にしたサバイバルアドベンチャー『南極計画』は、日本の「RexLabo」との共同開発プロジェクト。なお、同作はiGi indie Game incubatorの第1期生の作品でもある(画像はプレスリリースより引用)
ドイツのゲームスタジオ「btf Games」が企画・開発している、高難易度2Dアクション『CONSTANCE』(画像はプレスリリースより引用)
ドイツ・ベルリンのアパートメントを舞台に、かつての住人たちの生涯における転機を追体験できるアドベンチャーゲーム『the Berlin Apartment』。本作の企画・開発も「btf Games」(画像はプレスリリースより引用)
また、2025年9月に開催される「東京ゲームショウ2025」にも、ゲームレーベルとして初出展することを発表しています。
なお、ゲームパブリッシング事業の今後の展望としては自社でのゲームIP開発も視野に入れているといいます。
催事・イベントやEC展開なども引き続き実施
パルコ実店舗での催事やゲームと演劇・出版・音楽・カフェなどとのコラボレーション、メディア活用やオリジナルゲームIP開発などの展開も「PARCO GAMES」の名の下で引き続き実施されます。
EC展開としては、ONLINE PARCOを各ゲームタイトルの公式ECショップとして活用可能な仕様にリニューアル。リニューアル第一弾として、京都のインディーゲームレーベル「ヨカゼ」の公式ECショップを9月中旬にオープンし、ONLINE PARCO限定商品も販売されます。
(画像はヨカゼ公式サイトより引用)
「PARCO GAMES」に関する詳細は、公式サイトやプレスリリースをご確認ください。
「PARCO GAMES」公式サイトプレスリリース