この記事の3行まとめ
- フォートナイトがv36.00にアップデート
- Scene Graphがベータ版に移行
- プレイヤーの移動をより詳細に制御できる仕掛けが導入された
2025年6月8日(日)、Epic Gamesはフォートナイトをv36.00にアップデートしました。
それに伴い、クリエイティブやUnreal Editor For Fortnite(以下、UEFN)においても、さまざまな変更が加えられました。
Scene Graph Beta is here, along with a whole lot more
📱 Three new devices: Player Movement, Hero Chest, and Progress-Based Mesh
🏃 New Shove Gameplay Item
💥 New BR Weapons and Items
Check out the full update: https://t.co/kZuJXOD1EU pic.twitter.com/xdvWKUMz7x
— Fortnite Creators (@FNCreate) June 7, 2025
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— Fortnite Creators (@FNCreate) June 7, 2025
Scene Graphがベータ版としてリリース
実験的機能として導入されていた「Scene Graph」が、ベータ版に移行しました。
Scene Graphは、島の中のあらゆるオブジェクトを「エンティティ」として扱い、「コンポーネント」でその見た目や挙動、データを制御できるシステムです。
ベータ版移行に伴い、Scene Graphを使用して作成した島をフォートナイトに公開できるようになりました。
Scene Graphは、従来のUEFNでは不可能だったコリジョンのSweepTest(※)が可能。Scene Graphのサンプルプロジェクトで使用方法を確認できる
※ コリジョンを移動させた際の衝突をシミュレーションする処理
詳細は、クリエイターポータルのブログ記事および公式ドキュメントをご覧ください。
「シーングラフ (ベータ版) で作成されたフォートナイト島を公開する」フォートナイト クリエイターポータルプレイヤーの移動に関するパラメーターを詳細に設定できる仕掛けが登場
プレイヤーの移動を制御する仕掛け「プレイヤー移動の仕掛け」が追加されました。
従来より「島の設定(IslandSettings)」や「クラスデザイナー」などでプレイヤーの移動に関するパラメーターは変更できましたが、「プレイヤー移動の仕掛け」が導入されたことで、より詳細な設定が可能となりました。
「プレイヤー移動の仕掛け」は、歩行やダッシュにおける移動速度だけでなく、射撃速度やリロード速度なども変更できます。
テストプレイヤーの挙動が制御可能に
UEFNには、デバッグ用のテストプレイヤーをプレイ中にスポーンする機能がv34.00より導入されています。
これまで、テストプレイヤーはスポーンさせるのみで動かすことはできませんでしたが、本バージョンより挙動を指定できるようになりました。
「ランダムに移動」「プレイヤーを追跡」の2つの挙動に加え、Verseで定義した「npc_behavior」による独自の挙動を選択できます。
また、本バージョンでは座標系が「LUF(Left-Up-Forward)」(※)へ変更されているほか、アップデートに併せてディスカバリーのアルゴリズムに関するドキュメントが公開されています。
※ 右手の親指・人差し指・中指をそれぞれX軸・Y軸・Z軸と見立てたとき、X軸(親指)が「Left(左)」、Y軸(人差し指)が「Up(上)」、Z軸(中指)が「Forward(前方)」を向く状態で定義される3次元直交座標系
アップデートの詳細は、リリースノートをご確認ください。
36.00 フォートナイト エコシステム アップデートおよびリリースノート