「MetaHuman」正式リリース。MayaやHoudiniなどあらゆるツールで利用できるようライセンス形態が変更

「MetaHuman」正式リリース。MayaやHoudiniなどあらゆるツールで利用できるようライセンス形態が変更

2025.06.04
ニュース3DCGHoudiniMayaアンリアルエンジン
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この記事の3行まとめ

  • デジタルヒューマンフレームワーク「MetaHuman」が正式リリース
  • ライセンス形態が変更。MetaHumanのキャラクターやアニメーションがあらゆるツールで利用可能に
  • 「MetaHuman for Maya」「MetaHuman for Houdini」が併せてリリースされた

2025年6月3日(火)、Epic Gamesはデジタルヒューマンフレームワーク「MetaHuman」を正式にリリースしました。

正式リリースに伴い、ライセンスの形態が変更。条件を満たせば、MetaHumanのキャラクターやアニメーションがあらゆるツールで利用できるようになりました。

「MetaHuman for Maya」リリース

Maya上でMetaHumanが利用できる「MetaHuman for Maya」がリリース。

Mayaのツールを用いてMetaHumanのメッシュを直接編集できるほか、表情の細かなコントロールが可能です。

(動画は公式ブログより引用)

「MetaHuman for Maya」は、Epic Gamesが運営するマーケットプレイス「Fab」のストアページから無料で入手できます。

「MetaHuman for Maya」ストアページ

「MetaHuman for Houdini」リリース

Houdini上でMetaHumanが利用できる「MetaHuman for Houdini」がリリースされました。

MetaHuman用のヘアスタイルを、Houdiniの機能を用いてプロシージャルに生成できます。

(動画は公式ブログより引用)

「MetaHuman for Houdini」は、Maya版と同様にFabのストアページから無料で入手できます。

「MetaHuman for Houdini」ストアページ

MetaHuman用コンテンツをFabで販売可能に

FabでMetaHuman用の衣服やアクセサリーを売買できるようになりました。正式版以降に作成されたMetaHumanは共通の仕様に準拠しているため、キャラクター間で衣服などを再利用できます。

(動画は公式ブログより引用)

そのほか、Unreal Engine 5.6からMetaHuman Creatorがアンリアルエンジンに統合されるなどのアップデートが行われています。

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詳細は、公式ブログおよび公式ドキュメントをご覧ください。

「MetaHuman の早期アクセスが終了し、正式版として登場。多数の新機能を搭載」MetaHuman 公式ブログMetaHuman 公式ドキュメントMetaHuman 公式サイト

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