Unity 6で保守性・拡張性に優れたC#コードを書く手法を解説。Unity公式、日本語版電子書籍を無料で公開

Unity 6で保守性・拡張性に優れたC#コードを書く手法を解説。Unity公式、日本語版電子書籍を無料で公開

2025.05.19
ニュースUnityプログラム
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • Unity公式、クリーンコードを作るためのルール整備について解説した無料電子書籍をUnity 6版に更新
  • 命名規則やコメントの活用方法など、コードの保守性・拡張性を向上させる知見を紹介している
  • 更新に伴い、UI Toolkitの命名規則に関する項目の追加などが行われている

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは2025年5月15日(木)、電子書籍『C#スタイルガイドを 使用して、クリーンでスケーラブルなゲームコードを書く ー Unity 6版』を、同社公式サイトにて無料で公開しました。

閲覧の際、ユーザー登録などは不要。また、PDF形式でダウンロードも可能です。

本書籍は、メンテナンス性・拡張性に優れたクリーンコードを作成するにあたり、チーム全体で作業指針を定める方法を解説した全65ページの資料です。

Unity Technologiesが2025年1月に公開した「Use a C# style guide for clean and scalable game code (Unity 6 edition)」の日本語版にあたります。

命名規則などあらゆる面で一貫性を保つことの重要性や、可読性の高いコードフォーマット、有用なコメントの使い方に関する知見などが紹介されています。

変数には役割や意味が理解しやすい名前をつけることが大切(画像は電子書籍本文のスクリーンショット)

フィールドをシリアル化すると、インスペクター上でprivate変数を操作できるようになる(画像は電子書籍本文より引用)

本書籍は、同社が2024年9月に公開した電子書籍『C#スタイルガイドを作成する:拡張性のある、よりクリーンなコードを書く』をUnity 6版として改訂したもの。

UI Toolkitにおいて推奨される命名規則として「BEM(Block Element Modifier)」(※)を紹介する項目が追加されるなど、内容が更新されています。
※ Web開発などで用いられる命名規則。クラスをBlock・Element・Modifierの3要素に分類し、それぞれが明確に区別できるよう命名する

詳細は同社の書籍公開ページをご確認ください。

『C# スタイルガイドを 使用して、クリーンで スケーラブルな ゲームコードを書く ー Unity 6版 』公開ページ

関連記事

「Unity 6.2」正式リリース。無償提供中の「Unity AI」や、ユーザー端末からゲームの動作状況を計測する「Developer Data Framework」など最新機能を紹介
2025.08.18
北海道・札幌のゲーム開発イベント「Sapporo Game Camp 2025」詳細が発表。プロとゲームを作れる「Game Jam」や、『ソニックランブル』先行プレイも可能
2025.08.18
Unity 6における作業効率化TIPSを解説する公式電子書籍が無料で公開。エディタ画面の操作やデバックでの時短テクニックを111ページにわたって解説
2025.08.14
Unity 6版「UI Toolkitガイド」日本語版が無料公開。UI Builderやデータバインディングなど、最新機能を学べる公式電子書籍
2025.08.05
『まどマギ』原作アニメをセルルック調3DCGで完全再現。キャラクターの魅力を最大限引き出す『まどドラ』の必殺技演出【CEDEC2025】
2025.08.05
VTuber・VRChat向け3Dキャラモデリング解説書『Blender+Unityで作る、動かす! 3Dキャラクター制作実践ガイド』、マイナビ出版が7/24(木)に発売
2025.07.23

注目記事ランキング

2025.08.13 - 2025.08.20
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

マージ(Merge)
マージ 何か複数のものをまとめて1つに融合・統合すること。ゲーム開発において、多くの場合、異なる作業者が同一のファイルを編集したのち、ひとつに統合する作業のこと。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!