この記事の3行まとめ
- Unity公式、クリーンコードを作るためのルール整備について解説した無料電子書籍をUnity 6版に更新
- 命名規則やコメントの活用方法など、コードの保守性・拡張性を向上させる知見を紹介している
- 更新に伴い、UI Toolkitの命名規則に関する項目の追加などが行われている
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは2025年5月15日(木)、電子書籍『C#スタイルガイドを 使用して、クリーンでスケーラブルなゲームコードを書く ー Unity 6版』を、同社公式サイトにて無料で公開しました。
閲覧の際、ユーザー登録などは不要。また、PDF形式でダウンロードも可能です。
【eBook】📘 以前好評だったUnity の C#コードスタイルガイドが、Unity 6 対応版になって公開されました!
✅ 一貫性のある命名規則
✅ 読みやすいコードフォーマット
✅ スケーラブルなコード設計
✅ 効果的なコメント付与… pic.twitter.com/PFGRvWtPvg— ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン (@unity_japan) May 15, 2025
本書籍は、メンテナンス性・拡張性に優れたクリーンコードを作成するにあたり、チーム全体で作業指針を定める方法を解説した全65ページの資料です。
Unity Technologiesが2025年1月に公開した「Use a C# style guide for clean and scalable game code (Unity 6 edition)」の日本語版にあたります。
命名規則などあらゆる面で一貫性を保つことの重要性や、可読性の高いコードフォーマット、有用なコメントの使い方に関する知見などが紹介されています。
変数には役割や意味が理解しやすい名前をつけることが大切(画像は電子書籍本文のスクリーンショット)
フィールドをシリアル化すると、インスペクター上でprivate変数を操作できるようになる(画像は電子書籍本文より引用)
本書籍は、同社が2024年9月に公開した電子書籍『C#スタイルガイドを作成する:拡張性のある、よりクリーンなコードを書く』をUnity 6版として改訂したもの。
UI Toolkitにおいて推奨される命名規則として「BEM(Block Element Modifier)」(※)を紹介する項目が追加されるなど、内容が更新されています。
※ Web開発などで用いられる命名規則。クラスをBlock・Element・Modifierの3要素に分類し、それぞれが明確に区別できるよう命名する
詳細は同社の書籍公開ページをご確認ください。
『C# スタイルガイドを 使用して、クリーンで スケーラブルな ゲームコードを書く ー Unity 6版 』公開ページ