この記事の3行まとめ
- 元Nianticの野村 達雄氏、著書『ど田舎生まれ、ポケモンGOを作る』全文を無料公開
- 『Pokémon GO』開発に携わった経緯や学生時代の活動などについて綴った書籍。現在は品切れ状態
- 同氏がGoogle在籍中に手がけたエイプリルフール企画が『Pokémon GO』の前身になったことなどを語っている
『Pokémon GO(ポケモン GO)』の開発に携わった元Nianticの野村 達雄氏は2025年4月29日(火)、著書『ど田舎生まれ、ポケモンGOを作る』の全文をWeb上で無料公開しました。
拙著「ど田舎生まれ、ポケモンGOを作る」(2017年,小学館集英社プロダクション)をオンラインで全文公開しました。https://t.co/Lrr2L7byof
— Tatsuo Nomura/野村達雄 (@nomtats) April 29, 2025
拙著「ど田舎生まれ、ポケモンGOを作る」(2017年,小学館集英社プロダクション)をオンラインで全文公開しました。https://t.co/Lrr2L7byof
— Tatsuo Nomura/野村達雄 (@nomtats) April 29, 2025
『ど田舎生まれ、ポケモンGOを作る』は、モバイルゲーム『Pokémon GO』の開発指揮を担当した元Nianticの野村 達雄氏が執筆した自叙伝(※)。
※ 2017年に出版された書籍で、記事執筆時点において品切れとなっている
同氏の生い立ちや『ポケットモンスター』シリーズとの出会い、『Pokémon GO』の開発経緯など、同氏の半生を全7章にわたり記載しています。
このたび同氏は、同書籍の全文をWeb上で無料公開しました。日本語版のほか、英語/中国語版が用意されています。
(画像は書籍無料公開ページより引用)
書籍では、同氏が小学生時代に『ポケットモンスター』シリーズや『ドラゴンクエスト』シリーズなど多数のデジタルゲームに出会ったことや、次第にゲームの仕組みについて興味を持つようになったことなどが記載されています。
中学校に進学してパソコンを購入した同氏は独学でプログラミングを習得。大学ではプログラムの理論や原理などを学び、「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」の自作なども行ったといいます。
同氏が大学時代に自作したファミコンに、ゲームソフトやコントローラーをつなげた様子(画像は書籍無料公開ページより引用)
自作ファミコンの裏面を写した写真(画像は書籍無料公開ページより引用)
『Pokémon GO』の企画が立ち上がった経緯についても紹介。同氏がGoogle在籍時代にエイプリルフール企画「Google マップ ポケモンチャレンジ」を手がけたことが発端となり、Nianticに移籍して『Pokémon GO』のプロジェクトを開始したと述べています。
Google マップの機能をもとに世界中を巡り、ポケモンを探し出して捕獲する「Google マップ ポケモンチャレンジ」のプロモーションビデオ
本書籍の章構成は以下の通り。
- 第1章:貧しさと豊かさ
- 第2章:趣味と労働
- 第3章:理論と実践
- 第4章:憧れと情熱
- 第5章:20%と80%
- 第6章:冗談と本気
- 第7章:ナイアンティックとポケモン
『ど田舎うまれ、ポケモンGOをつくる』の全文はこちらからご確認ください。
『ど田舎生まれ、ポケモンGOをつくる』書籍無料公開ページ