この記事の3行まとめ
- Epic Games、「Your First 60 Minutes with Gameplay Ability System」と題した記事を公開
- UEのアビリティ実装システム「Gameplay Ability System(GAS)」の使い方を解説したチュートリアル記事
- キャラクターを攻撃してダメージを与える一連の処理を実装する手順をもとに、GASの機能や使用方法を紹介
Epic Gamesは2025年4月5日(現地時間)、「Your First 60 Minutes with Gameplay Ability System」と題したチュートリアル記事をEpic Developer Communityにて公開しました。
同記事は、アンリアルエンジン(以下、UE)で利用できるフレームワーク「Gameplay Ability System(以下、GAS)」の概要と使用方法について解説しています。
(画像はチュートリアル記事より引用)
「Gameplay Ability System」は、キャラクターのパラメーターなど数値の変動や、アクタの動作・状態に関する処理をアビリティとして管理するUEのフレームワーク。
『Fortnite』のバトルロイヤルモードや、『レゴ®フォートナイト オデッセイ』といったタイトルで導入実績があります。
このたび公開されたチュートリアル記事では、「キャラクターに攻撃してダメージを与え、その結果を表示する」という一連の処理をGASにより実装する手順をもとに、GASの使い方や実装方法を解説。実行環境はUE5.5を想定しています。
(画像はチュートリアル記事より引用)
なお、体力やスタミナなどのパラメータを表現する機能「Gameplay Attributes」をC++によるコーディングで定義することや、C++を利用することでGASの一部機能を簡単に実装できることから、C++版のテンプレートを利用することを推奨しています。
記事ではそのほかにも、オンラインマルチプレイの対応やデバッグ機能などについても解説しています。詳細はチュートリアル記事をご確認ください。
「Your First 60 Minutes with Gameplay Ability System」Epic Developer Community