この記事の3行まとめ
- 3Dモデル生成AI技術「TripoSG」と「TripoSF」、MITライセンスのもとオープンソースとして公開
- 「TripoSG」は画像1枚から3Dモデルを生成可能。Hugging Faceで無料デモが公開中
- 「TripoSF」は、布や植物の葉、複雑なトポロジーを持つ物体などの3Dモデルを生成できる
Vastは2025年3月29日(土)、3Dモデル生成AI技術「TripoSG」および「TripoSF」をオープンソースとして公開したことを発表しました。
いずれもMITライセンスのもと、GitHubやHugging Faceにて公開されています。
TripoSG & TripoSF are now OPEN-SOURCED! 🥳
✅ TripoSG excels at image-to-mesh generation
✅ TripoSF redefines high-res, complex topology with SparseFlex.🔍 Discover how we're setting a new SOTA for generative 3D models 🧵pic.twitter.com/0F5mIcgxMX
— Tripo (@tripoai) March 31, 2025
Vastは、AIを活用した3Dモデル生成ツール「Tripo」を提供している企業。同ツールはテキストや画像データによるプロンプトを入力し、3Dモデルを自動生成できます。
このたび同社は、2種類のAIモデル「TripoSG」と「TripoSF」をオープンソース化しました。
「TripoSG」は、写真やイラストなどの画像データをもとに自動で3Dモデルを生成するAIモデル。1枚の画像を入力するだけで立体的なモデルを出力します。
システム要件として、NVIDIAが提供する「CUDA(※)」に対応したGPU(最低8GBのVRAMを搭載したもの)が提示されています。
※ 「Compute Unified Device Architecture」の略。GPUによる並列計算を実行するためのプラットフォーム
(画像はGitHubより引用)
なお、「TripoSG」による3Dモデル自動生成をブラウザ上で体験できる無料デモが、Hugging FaceのSpaceにて公開中です。
「TripoSG」GitHub「TripoSG」Hugging Face「TripoSF」は、布や植物の葉などサーフェスで形成されたメッシュや、複雑なトポロジーや鋭利な部分を有するメッシュなどの生成に適しているAIモデル。
システム要件として、「CUDA(※)」に対応したGPUや、機械学習ライブラリ「PyTorch」のバージョン2.0以上を提示しています。
(画像はGitHubより引用)
なおVastは、今後も3DコンテンツのAI生成に関するさらなる発表を予定していることをアナウンスしています。
各AIモデルの詳細はそれぞれのGitHubリポジトリやHugging Faceをご確認ください。
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