この記事の3行まとめ
- 「Godot 4.5 dev 1」、2025年3月20日にリリース
- エディタ関連の機能が強化されるなど新機能が追加されたほか、400件以上のバグが修正
- 同バージョンで実施されたバグ修正は、近々リリース予定のGodot 4.4.1においても反映される
2025年3月20日(現地時間)、オープンソースのゲームエンジン「Godot 4.5 dev 1」がリリースされました。
また、同パージョンに含まれる新機能やバグ修正について解説した記事が、Godot Engine公式ブログにて公開されています。
Our first dev snapshot for #GodotEngine 4.5 has arrived!
The coming of Spring (in the Northern hemisphere) has thawed the thick cover of feature freeze which held many feature PRs in stasis.
With a first harvest of 400 PRs, it's time to start testing!https://t.co/UleBM4diXb
— Godot Engine (@godotengine) March 20, 2025
Godot Engineはマルチプラットフォームに対応したゲームエンジン。MITライセンスのもとオープンソースで提供されており、無料で利用可能です。
このたびリリースされたGodot 4.5 dev 1では、エディタ上でゲーム音声をミュートできる機能や、エディタでゲームを実行中に複数のノードを選択できる機能などが追加されました。
従来はエディタ上でゲーム音声を止めるには外部ツールの組み込みなどが必要だったが、このたびエディタ画面にミュート機能が搭載された(動画はブログ記事より引用)
複数のノードを一括でドラッグして選択する様子。テキストや画像など、異なる種類のノードも含めて選択可能(動画はブログ記事より引用)
また、従来は個々のタイルマップごとに独立していたコリジョンを隣接するタイルマップ間で結合できるようになりました。
そのほか、UID(※)のサポートに関する強化などが施されています。
※ Unique identifierの略。対象の識別に用いられる一意のID
また、2025年3月3日(現地時間)にリリースされたGodot 4.4 において発生していた400件以上のバグが修正されています。
Godot 4.5 dev 1で実施されたバグ修正のうち大部分が、近々リリースが予定されているGodot 4.4.1の安定版にも反映されます。
なお2025年3月21日(現地時間)、Godot 4.4.1のリリースに先駆けて、Godot 4.4のバグを修正した「Godot 4.4.1 RC 2(リリース候補版2)」がリリースされています。
Godot 4.5 dev 1の詳細は公式ブログをご確認ください。
「Dev snapshot: Godot 4.5 dev 1」Godot Engine公式ブログGodot Engine公式サイト