この記事の3行まとめ
- Epic Gamesがマーケットプレイス「Fab」の機能アップデートを実施
- 目的やイメージに合わせて検索結果を絞り込むフィルタリング機能を強化
- 気になったアセットを保存し、セール情報を通知するウィッシュリスト機能が追加
Epic Gamesは2025年2月25日(現地時間)、同社が運営するアセットマーケットプレイス「Fab」の機能アップデートを実施したことを、デベロッパーコミュニティのフォーラムにて公開しました。
「Fab」は、Epic Gamesが運営を行うゲーム開発向けアセットのオンラインマーケットプレイスです。アンリアルエンジン、Unityなどのゲーム開発ツールで利用できるアセットを販売・配信しています。
今回公開されたアップデートでは、検索機能の強化やウィッシュリスト機能の追加など、Fabを利用する際の仕様改善や機能追加が行われました。
検索フィルタリング機能の強化
アセットの検索機能として「ナビゲーションツリー」の追加、「フィルターバー」の改善が実施されました。
ナビゲーションツリー(画像左・赤枠)とフィルターバー(画像中央上部・青枠)で検索結果をフィルタリングする様子(画像はFabページのスクリーンショット)
画面左側に表示されるナビゲーションツリーでは「3Dモデル」「アニメーション」「アンリアルエンジン/Unity対応」等のカテゴリによってアセットを分類表示します。カテゴリの末尾に表示される数字はそのカテゴリに存在するアセットの数です。カテゴリをクリックすると、カテゴリ内に存在するサブカテゴリが表示され、見たいアセットを絞り込むことができます。
フィルターバーはアセットの雰囲気・機能・対応フォーマット・アセットに設定されたタグなど、要素ごとのフィルタリングが可能です。UIの場所が変更され、検索画面の上部に固定表示されるようになりました。なお、フィルターバーはナビゲーションツリーのカテゴリをいずれかクリックすることで画面に表示されます。
新たなフィルタリング項目として「タグ」「パブリッシャー」「Technical Features」が追加となったほか、「スタイル」の項目で、レンダリングスタイルや雰囲気によるフィルタリングといったより詳細な絞り込みが可能になっています。
「スタイル」のフィルター。レンダリングスタイルも細かく指定できる(画像はフォーラム記事より引用)
「Technical Features」はアセットに使われている技術要素で絞り込める(画像はフォーラム記事より引用)
ナビゲーションツリーとフィルターバーを組み合わせることで、目的やイメージに合ったアセットが探しやすくなりました。
ウィッシュリスト機能の追加
ウィッシュリスト機能が追加され、気になったアセットの情報を保存できるようになりました。
検索結果で表示される製品情報のサムネイルや、それぞれの販売ページに表示されるブックマークアイコンをクリックすると、ウィッシュリストに製品情報を登録できます。
ウィッシュリストに登録された製品がセールや無料化の対象になった際には、メールやFabページ上のアイコンで通知が送られます。
ウィッシュリストは最大150個まで登録可能(画像はフォーラム記事より引用)
公開されたフォーラムではその他にも、改善された検索アルゴリズムの紹介や、今後予定されている追加機能のロードマップについても紹介されています。
詳細は、Epic Gamesのデベロッパーコミュニティのフォーラムや、Fab公式ページをご確認ください。
Epic Games デベロッパーコミュニティ フォーラムFab公式ページ