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3D都市モデルプロジェクト「PLATEAU(プラトー)」のUnity向け最新SDK「PLATEAU SDK for Unity v3.2.0 beta」が、PLATEAU公式のGitHubにて公開されました。
PLATEAUは、国土交通省が主導するデジタルツイン(※)実現プロジェクト。日本全国の3D都市モデルを整備し、利活用の推進やオープンデータ化を行っています。
※ 現実世界の都市構造や経済活動などを仮想空間上に再現する技術。仮想空間上で実施した分析・シミュレーションの結果を、災害対応やインフラ整備、住民のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上などに役立てる
「PLATEAU SDK for Unity」は、PLATEAUの3D都市モデルを活用したゲームやアプリケーションの開発などをUnity上で可能とするSDKです。MITライセンスのもとオープンソースで公開されています。
このたびリリースされた「PLATEAU SDK for Unity v3.2.0 beta」は、車道と交差点のつながりといった道路の構造を表すデータ「道路ネットワーク」を自動生成する機能が搭載。生成された「道路ネットワーク」はGeoJSON形式(※)でのエクスポートが可能です。
※ JSONによって地理空間データを記述するためのファイルフォーマット
併せて、横断歩道や車線、自動車の進行方向を示す矢印といった路面標示や、段差状の歩道が生成可能になりました。車線の本数や形状などは自由に編集できます。
そのほか、3D都市モデルデータのインポートに関する不具合の修正が施されています。
なお、「PLATEAU SDK for Unity v3.2.0 beta」におけるUnityの推奨バージョンは「2022.3.25f1以上」とされています。
「PLATEAU SDK for Unity v3.2.0 beta」の更新情報はGitHubのリリース情報ページを、「PLATEAU SDK for Unity」の詳細はGitHubリポジトリや公式マニュアルをご確認ください。
「PLATEAU SDK for Unity v3.2.0 beta」GitHub「PLATEAU SDK for Unity」