この記事の3行まとめ
- Unityの2Dゲーム開発を学べるサンプルプロジェクト『Dragon Crashers』、Unity 6版にアップデート
- UnityでUIを作成する手法について、「UI Toolkit」を中心に取り扱ったサンプルプロジェクト
- 一部コードがリファクタリングされたほか、4か国語へのローカライズ機能などが実装
Unity Technologiesが提供する2Dゲームの無料サンプルプロジェクト『Dragon Crashers』がアップデートされ、Unity 6に対応しました。
『UI Toolkit Dragon Crashers sample, Unity 6 update | Unity』
『Dragon Crashers』は、Unityの2Dアーティストなどに向けて提供されている、2D横スクロール型RPGの無料サンプルプロジェクトです。Unity Asset Storeより無料でダウンロードでき、商用/非商用問わず利用できます。
Unityに搭載されたUI作成機能やリソースなどが揃ったフレームワーク「UI Toolkit」を中心に学習できるよう構成されており、GUI操作でUIを構築できるツール「UI Builder」などを用いたUIの作成例が提示されています。
(画像はUnity Asset Storeより引用)
このたびのアップデートにより、同サンプルはUnity 6に対応しました。
Unity 6のリリースに伴い更新されたUI Toolkitに準拠するため、一部コードにおいてリファクタリングが実施。また、UXMLやUI Builder、C#でのバインディング設定が可能となりました。
そのほか、Localizationパッケージが搭載されたことで、英語/デンマーク語/スペイン語/フランス語への翻訳機能が実装されるなど、複数のアップデートが行われています。
UXMLやUI Builderなどでデータのバインディング設定が可能(画像はUnity Asset Storeより引用)
Localizationパッケージを用いた4か国語へのローカライズ機能も搭載(画像はUnity Asset Storeより引用)
なお、同サンプルは、電子書籍『Unityにおけるユーザーインターフェースのデザインと実装』(※)に含まれるワークフローの一部を紹介するために開発されたものです。
※ 記事執筆時点において、同書籍のUnity 6対応版は発表されていない
『Dragon Crashers』の詳細はUnity Asset Storeをご確認ください。
「Dragon Crashers - UI Toolkit Sample project」Unity Asset Store