この記事の3行まとめ
- 3Dモデリングツール MODOの開発終了が決定。今年後半にリリース予定のMODO 17.1が最終バージョン
- 現在の契約が完了するまでサポートは継続。その後10年間の延長ライセンスが取得可能
- アップデートが終了するため、以降のOS互換性はサポート対象外になる見込み
2024年11月7日(現地時間)、Foundryは3Dモデリングツール「MODO」の開発終了を発表しました。
After two decades of 3D workflow innovation, we have made the difficult decision to wind down development of Modo following the release of Modo 17.1 later this year.
We want to express our deepest gratitude for your loyalty and support. The passion and engagement of the Modo… pic.twitter.com/JQOu6eQhiM
— Foundry (@TheFoundryTeam) November 7, 2024
MODOはモデリングやアニメーション制作、レンダリングなどを包括的にサポートするDCCツールとして、映像制作やゲーム開発のほか工業デザイン分野でも広く使われています。
開発終了の理由と今後の戦略について、Foundryは「中核となる製品に集中し、メディアおよびエンターテインメント業界の進化するニーズに対応する新しいソリューションに投資する」と説明しています。
Modo 17.0 | Features Overview
MODOの恒久ライセンスは2021年12月末に販売終了しており、2022年以降は1年単位の「MODO サブスクリプション」契約を行う必要がありました。また、2021年以前に恒久ライセンスを購入した所有者に対しては「MODO メンテナンス」ライセンスが販売されており、いずれのライセンスでも最新バージョンが使用可能な状態でした。
今後のサポートについて、Foundryは「現在の契約終了まではサポートを継続する」「将来にわたってMODOを使用できるよう、10年間の延長ライセンスも取得できる」と説明。一方で機能追加やパッチ対応など各種アップデートは中止されるため、今後のOSアップデートには対応せず、互換性も保証しないとしています。
MODOの製品ダウンロードおよび学習コンテンツを含む各種ドキュメントは2025年11月まで、 MODOフォーラムは2024年12月まで利用可能です。 詳細は公式ページをご確認ください。
Foundry announces strategic decision to wind down development of ModoFoundry 公式サイト