この記事の3行まとめ
Razerは2024年9月28日(現地時間)、ゲーマー向けに自社の新たな製品・ツールを発表するオンラインイベント「RazerCon 2024」を、YouTube Liveにて開催しました。
イベントの模様は、YouTubeにてアーカイブ動画が公開されています。
「RazerCon 2024」は、「ゲーマーによる、ゲーマーのためのデジタル祭典」を謳うオンラインイベントです。
イベントでは、今後リリース予定のものを含む、最新の製品やツールについての発表が行われています。
本記事では、発表の一部をピックアップしてご紹介します。
世界初のHDハプティクス機能付きゲーミングクッション「Razer Freyja」
イベントの始めには、ゲーミングクッション「Razer Freyja」が紹介されました。背もたれや座面部分には6つのモーターアクチュエーターが搭載され、プレイしているゲームに合わせたさまざまなハプティクス(※)を体感できます。
※ ハプティクスとは、利用者に力や振動、動きなどで皮膚感覚フィードバックを与えるテクノロジーのこと。ゲームにおいては、コントローラーの振動などがハプティクスの歴史の始まりとされている
ハプティクスの実装には、自社の新技術「Razer Sensa HD Haptics」を採用。悪路を走るトラックの振動や戦場での爆発など、イベントの方向や距離ごとに「触覚」を作り出すことで、没入感を味わえると述べています。
なお記事執筆現在、Razer Sensa HD Hapticsは『ホグワーツ・レガシー』などのタイトルで対応しており、既に対応したものも含めて計20タイトルで導入予定です。現在の対応状況はこちらの一覧から確認できます。
ヘッドセットシリーズ「Razer Kraken V4」のフラッグシップ「Razer Kraken V4 Pro」
競技用有線ヘッドセットシリーズ「Razer Kraken V4」からは、耐久性や通気性が向上したフラッグシップモデル「Razer Kraken V4 Pro」が紹介されました。
本製品には「Razer Freyja」と同様「Razer Sensa HD Haptics」が搭載され、次世代の没入感を体験できるとしています。
また、音量やイコライザー、ハプティクスの強度など9項目の設定を直感的に操作できるOLED コントロールハブも付随。人間工学に基づいた使いやすい角度で、さまざまな設定を自分好みに調整できます。
1年間のベータテストを経て、「Razer Synapse 4」がリリース
Razerデバイスの管理ソフト「Razer Synapse」について、最新バージョンの「Razer Synapse 4」がリリースされました。これには、120万人以上のテスターによる、1年間のベータテストが行われていました。
パフォーマンスが1.3倍ほど高速化したほか、「1つのデバイスをインストールした際、既に接続されている別のデバイスが切断される」などの不具合が解消しています。また、従来の「Razer Synapse 3」とも下位互換性があるとのことです。
なお、Razer Synapse 3でも引き続き、不具合の修正やセキュリティ更新をサポートすると述べています。ただし、本イベントで発表されたデバイスなどにも対応し、多数の新機能を追加する予定であることから、Razer公式はRazer Synapse 4の使用を推奨しています。
その他、Thunderbolt 5を搭載したゲーミングノートPC「Razer Blade 18」や、ノートPC用の強力なクーラー「Razer Laptop Cooling Pad」など、多くの情報が公開されています。
また、「RazerCon 2024」は再生可能エネルギーによって供給された電力を使って開催されているほか、マウスやキーボードなど自社製品の製造にリサイクル素材を使用しているなど、環境問題への取り組みにも注力していると述べています。
詳細は、イベントページおよびアーカイブ動画をご確認ください。
「RazerCon 2024」イベントページ「RazerCon 2024」アーカイブ動画(YouTube)