この記事の3行まとめ
おかず氏は2024年7月24日(水)、Unreal Engine 5用(※)の疑似物理プラグイン「Kawaii Physics」をv.1.16.0にアップデートしたと発表しました。
※ v.1.12.0アップデート時にUnreal Engine 4のサポートは終了している
本プラグインは、MITライセンスのもと無料で提供。GitHubに加え、Boothからでもダウンロード可能です。
#UE5 用の物理プラグイン「#KawaiiPhysics」をv1.16.0 にアップデート!
今回『New External Force』機能を追加!揺れに変化を出すには仕込みが必要でしたが、パラメータ設定だけで実現可能に!
他はUIを改善したり、Boothでの配布開始!あと、デモ動画を作ってみました!https://t.co/i5p4jr6IER pic.twitter.com/BBQtv24Or1— おかず (@pafuhana1213) July 24, 2024
Kawaii Physicsは、キャラクターの髪やスカートなどの揺れ物を「かんたんに」「かわいく」揺らせることを特徴とする疑似物理プラグインで、数々のタイトルで採用されています。
今回のアップデートでは、風になびく動きなどの複雑な揺れ方をパラメータ設定だけで制御できる機能「New External Force」が追加されました。
もうすぐ正式リリースする #KawaiiPhysics v1.6.0 で入る新機能「New External Force」のデモ ①
風でなびくような表現をするには色々仕込みが必要でしたが、この新機能を使うとパラメータ設定だけで実現可能に!
使用モデル:オリジナル3Dモデル『ルゼブル』-Lzebul-https://t.co/M099qTC8MJ #UE5 pic.twitter.com/A62bbTcpFY
— おかず (@pafuhana1213) July 21, 2024
複数の外力プリセットも用意され、ローカル座標系で特定のボーンのみに一定間隔で力をかけることができます。これにより、風や重力といった外側からの力による揺れ物の動きを、より簡単に表現可能になりました。
プリセットの併用も可能なほか、C++により独自のプリセットを実装できます。
AnimNode関数を使用することで、実行中にパラメータを変更可能です。
また、レベル上でのデバッグに使用できるコンソール変数が追加された他、DataAssetにおいてボーン名を階層から選択可能になりました。
その他、詳細パネルのUIが改善され、プロパティ名やカテゴリの整理、デバッグ機能をボタンで実行可能になるといったアップデートも施されています。
詳細はGitHubリポジトリをご確認ください。
「KawaiiPhysics v1.16.0」更新情報「KawaiiPhysics」GitHub