2D向けゲームエンジン「GameMaker」で2024年にリリースされる機能は?新しいコードエディターやPrefab機能など、提供予定の機能を紹介する記事をYoYo Gamesが公開

2024.05.20
ニュースGameMaker
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この記事の3行まとめ

  • YoYo Games、2024年に「GameMaker」でリリース予定の機能を紹介する記事を公開
  • ベータ版リリース中の新しいコードエディターや、Prefab機能などが紹介されている
  • GameMakerは、2024年後半からJavaScriptを新たにサポート

YoYo Gamesは、『WHAT’S COMING TO GAMEMAKER IN 2024』と題した記事を公開しました。

同記事では、2Dゲーム向けエンジン「GameMaker」で2024年に正式リリース予定の機能などについて紹介されています。

(画像はブログ記事より引用)

GameMakerは、Undertaleや『Hotline Miami』などの開発にも使われた2D向けのゲームエンジンです。

2023年11月に行われたGameMakerの料金改定により、FREE PLANでは非営利目的の場合に限り、コンソールを除くすべてのプラットフォームで無料で利用可能です。

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記事で紹介されたリリース予定の一部機能は以下の通り。

新たなコードエディター

YoYo Gamesは、GML CodeおよびGML Visualに対応したコードエディターを開発しており、バージョン「2024.4」ではベータ版をリリースしています。

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新たなコードエディターは、効率よくコーディングしやすくする機能や工夫が盛り込まれています。

まず、複数のプログラミング言語のコード編集支援を提供するためのプロトコルであるLanguage Server Protocol(LSP)をサポート。これにより、JSONやXMLなどLSPがサポートする言語でコーディングできます。

マークダウン記法もサポートし、コード内のコメントやドキュメントを整形してプレビューできます。

(画像はブログ記事より引用)

ナビゲーションバーとメニュー(画像はブログ記事より引用)

プロジェクトをまたいで再利用可能な「Prefabs」

Prefab(プレハブ)機能の実装により、1つのGameMakerプロジェクトで作ったアセットを、他のプロジェクトでも再利用できるようになります。

アセットは元のプロジェクトとリンクし、元のプロジェクト内でアセットに変更が加えられた場合、そのアセットを使っている他のプロジェクトも自動的に更新されます。

本機能については、Prefab Libraryを通じて公式のPrefabを配布し、後に独自のPrefabを作成できるPrefab Managerのリリースを予定しているとのことです。

(画像はブログ記事より引用)

また、IDEで動作する独自ツールを作成できるプラグインの公開や、Prefabs機能と連携して効率よくUI要素を作成・管理できるツールの開発、新しいランタイムであるGameMaker Runtime(GMRT)のオープンベータのリリースも予定されています。

その他、2024年後半からはGameMakerで利用できる言語としてJavaScriptを新たにサポート。C#などの他の言語も同様にサポートできるよう調査しているとのこと。

詳細は、こちらをご確認ください。

GameMakerニュース『WHAT'S COMING TO GAMEMAKER IN 2024』

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