この記事の3行まとめ
Unity Technologiesは、Unity Museのテクスチャ生成AIモデル「Photo-Real-Unity-Texture-1」の改良版「 Photo-Real-Unity-Texture-2」が利用可能になったことを発表しました。
We recently made a lot of improvements to Muse Texture, for you to easily create realistic material types that commonly occur in games 🪵🧱
Read more about the improvements and try Unity Muse for free in early access: https://t.co/Dyy9tPR0Kc pic.twitter.com/s5wU7FSQ9C
— Unity for Games (@unitygames) March 5, 2024
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— Unity for Games (@unitygames) March 5, 2024
Unity Museは生成AIをベースとした機能で、今回アップデートしたテクスチャ生成機能のほかに、スプライト生成、チャットAI(ベータ)、アニメーション生成(プレリリース)などがあります。
Unity Muse のテクスチャ機能では、プロンプトまたは画像による入力からPBR対応マテリアルを生成します。その生成AIのモデルにはこれまでPhoto-Real-Unity-Texture-1が使われていました。これはUnity が所有またはライセンスを取得したデータを使ってゼロからトレーニングしたモデルで、潜在拡散モデルのトレーニングデータにインターネットから収集したデータを使っていません。
今回のアップデートにより使用モデルがPhoto-Real-Unity-Texture-2になり、ゲームでよく使われる木材・レンガ・コンクリート・皮革・金属・砂利・土などのマテリアルの改善がされています。
なお、Photo-Real-Unity-Texture-2は既にUnity Museに実装されており、利用可能です。
Terrain(地形)上の各点または頂点の高さを格納する、グレースケールテクスチャのハイトマップはデフォルトで 16 ビットになりました。これにより奥行きの表現も改善しています。
今後は特定の色・パターンの同時指定もUnity Museのテクスチャ機能に実装されるとのこと。
Unity Museは、2024年春までの早期アクセスが展開中です。早期アクセス期間中は、有料サブスクリプションの契約者は上限なしでUnity Museを使用できます(※15日のトライアルの後、月額30ドル。JPYでの購入は不可。記事執筆時点)。
なお、早期アクセス期間終了後は、サブスクリプション契約者に配布されるその月のみ有効なMuse Pointsを消費しながらの生成となります。Muse Pointsは毎月3,000ポイントが配布され、1回のテクスチャアクションにつき8ポイントの消費となることが予定されています。
詳しくはUnityブログ、Unity Museのページをご確認ください。
「AI model improvements for higher-quality textures in Unity Muse」Unityブログ「Unity Muse で創造性を解き放つ」Unity Muse