NVIDIA、ローカル環境で動くAIチャットボット『NVIDIA Chat With RTX』を無料で公開

2024.02.14
ニュースAI
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • NVIDIAが技術デモ『NVIDIA Chat With RTX』をリリース
  • GeForce RTX 30/40シリーズのGPUなどを搭載したWindows PCで利用可能なAIチャットボット
  • ローカルファイルをデータセットとして利用できる

NVIDIAは2024年2月13日(現地時間)、技術デモとして『NVIDIA Chat With RTX(以下、Chat With RTX)』を無料でリリースしました。

AIチャットボット『Chat With RTX』は、MistralLlama 2などのオープンソースの大規模言語モデル(LLM)にPC上のローカルファイルをデータセットとして読み込ませられる点が特徴の一つです。これにより、ユーザーがAIチャットボットをパーソナライズできます。

また、インターネットにデータをアップするといった必要もないため、機密性の高いデータの処理にも向いているとのこと。

PC上のローカルデータを基に、「サラのおススメしてくれたレストランの名前は何?」という質問に対して「The Red Le Bernardin」という回答を生成(スクリーンショットはYouTubeより引用)

『Chat With RTX』は、「.txt」「.pdf」「.doc/.docx」「.xml」などのファイル形式をサポート。また、YouTubeの動画やプレイリストもデータセットとして利用することが可能です。

CES 2024でのNVIDIAの発表動画を基に、「NVIDIAがCES 2024で何のGPUの発表をした?」という質問に対して、的確な回答を生成している様子を確認できる(スクリーンショットはYouTubeより引用)

『Chat With RTX』のシステム要件は以下の通りです。

  • 8GB以上のVRAMを搭載した、GeForce RTX 30/40シリーズまたはNVIDIA RTX Ampere/Ada
  • RAM 16GB以上
  • Windows 11
  • NVIDIA GPU ドライバー 535.11以降

『Chat With RTX』の詳細およびダウンロードは、こちらをご確認ください。

『NVIDIA Chat with RTX』公式サイト『Say What? Chat With RTX Brings Custom Chatbot to NVIDIA RTX AI PCs』公式サイト

関連記事

Apple、M4/M4 Proチップ搭載の新型「Mac mini」を11/8(金)に発売。Thunderbolt 5対応モデルも登場。価格は94,800円(税込)から
2024.10.30
Apple、M4チップ搭載&Thunderbolt 4対応の「iMac」、11/8(金)に発売。価格は198,800円(税込)から
2024.10.29
UEの「Nanite」による高品質グラフィック処理をモバイルで実現。Qualcomm、モバイル向けチップセット「Snapdragon 8 Elite」を発表
2024.10.22
SteamやXに加え、Discordも対象に。ユーザーの声を自動監視・AI分析するツール「Oreo(オレオ)」がアップデート
2024.10.22
Intel、NPUを搭載したデスクトップPC向けCPUシリーズ「Core Ultra 200S」を発表。10/25(金)より発売開始
2024.10.11
『ストリートファイター6』CPUが人間のように戦う。プレイ状況によって失敗もする、各キャラらしい戦術で動くAIの作り方【CEDEC2024】
2024.09.25

注目記事ランキング

2024.10.24 - 2024.10.31
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ロード(Load)
ロード
  1. コンピューターの補助記憶装置(HDDなど)に保存されたデータを読み込んで、主記憶装置(メインメモリ)上に展開すること。
  2. ゲームにおいて、セーブデータを読み込んで中断時の状況を再現すること。
VIEW MORE

Twitterで最新情報を
チェック!