ゲームメーカーズ編集部の神谷です。1月19日・20日に開催されたインディーゲームイベント『東京ゲームダンジョン4』で、趣味で開発しているゲームを初めて披露しました。結論からいうと、とても楽しかったです!
「出展してみたいけど、出展者のクオリティがみんな高そうでこわい……」「このレベルで出展してもいいのかな?」という方の後押しとなれば幸いです。
ゲームメーカーズ編集部の神谷です。1月19日・20日に開催されたインディーゲームイベント『東京ゲームダンジョン4』で、趣味で開発しているゲームを初めて披露しました。結論からいうと、とても楽しかったです!
「出展してみたいけど、出展者のクオリティがみんな高そうでこわい……」「このレベルで出展してもいいのかな?」という方の後押しとなれば幸いです。
TEXT / 神谷 優斗
「東京ゲームダンジョン」は、2022年8月から続くインディーゲームの展示会です。4回目となる今回は2024年1月20日・21日の2日間、東京都立産業貿易センター浜松町館で開催されました。
私は今回が初めてのイベント出展です。会場では、個人制作中のパズルゲーム(プロトタイプ)と、友人とUEFN(※)を使って制作しているボスバトルの島(プロトタイプ)を展示しました。
※ フォートナイト上で遊べるゲームを制作するツール「Unreal Editor For Fortnite」の略称。フォートナイト上で遊べるゲームの単位は「島」または「マップ」と呼ばれる
私には1つのゲームを少し作っては「こっちの方がおもしろくなるな」とまったく別のゲームを作り始めてしまう癖があります。締切があれば、締切までは1つのゲームを作り続けるだろうと考え、展示イベントへの出展を決めました。
公式サイトに載っている「締切がほしい人」を見て出展を決意した(画像は公式サイトより引用)
イベントに出展するには、当然出展申し込みを行う必要があります。
『東京ゲームダンジョン4』の出展申し込み開始日時は、開催3ヶ月前の2023年10月21日0時からでした。
出展の可否はゲームイベントでは珍しく、先着順で決まります。申し込みを開始した翌日の6時30分には申し込みが終了していたようですから、東京ゲームダンジョンに申し込むかどうかは、申し込み開始までに決断しておくのがよさそうです。
出展を申し込んだ時点では、私のゲームは動くものが何一つありませんでした(頭の中では動いていたんです)が、「まあ何とかなるやろ」と軽いノリで申し込みを済ませました。
『東京ゲームダンジョン4』への出展申し込みでは、ブース(机)のサイズと出展日を選びます。私はとりあえずゲームをある程度作り上げるための締切がほしいだけなので、出展は1日かつ半分枠(机の半分を使用可能)でいいかな。3,300円(税込)。
申し込み後、開催2か月前の11月21日までに作品名や内容説明などの出展情報を提出します。
当時はゲームシステム以外何一つ決まっていなかったため、作品のイラスト素材すら作っていませんでした。突貫工事で下記のようにしましたが、できればちゃんと用意した方がよいでしょう。
なお、出展者情報は12月31日まで再提出を受け付けていたため、開発が進んだ後で改めて素材を用意することも可能でした。私は年明けまでコードしか書いていなかったため、特に更新できる情報はありませんでしたが。
そこから開発を進め、なんとか展示できるものを用意して当日を迎えました!本当はパズルゲームのみ出展する予定でしたが、開催3日前に友人と盛り上がり、一緒に開発しているUEFNの島も出展することになりました。
現地へ向かい、12時の開場までに設営を済ませます。
当日は私と友人の2人で参加しました。開場の1時間半前に到着しましたが、UEFNの通信環境でトラブルがあり、設営はぎりぎりまでかかりました。
私が申し込んだ半分枠は90cm×90cmの広さ。24インチディスプレイを2台置くスペースはないため、2人同時に遊んでもらいたい場合はポータブルゲーミングPCを使うか、机1台をすべて使うプランに申し込むのがよいように感じました。
今回は、以下の機材を持ち込みました。
パズル:Steam Deck + ドック + マウス + キーボード
UEFN:PS5 & Switch(2台で同じマッチに接続)
共用:ディスプレイ
運営側でディスプレイが用意されており、事前に申し込めば会場で借りられました。「会場は家から近いし、事前申し込みも面倒だから直接持って行くかぁ」と自宅から直接持参しましたが、運ぶのが予想以上に大変でしたので利用をオススメします。
なんとか準備も終わったところで開場時間に。周囲に比べるとやはり簡素な設営でしたが、結果としては10人程度の方に遊んでいただけました。
ゲーム画面が派手ではないこともあり、正直誰も来ないだろうと思っていたため、非常にうれしいです。「大当たりでした」と話してくださる方もおり、出展してよかったと思えました。
普段メディアとして質問する側に立つことが多いため、質問されるのは新鮮でした。特に、「このシステムってどういう経緯で思いついたんですか」という質問にはハッとさせられました。自分の考えを整理するよい機会になりそうです。
人によってルールを理解する速度が違ったり、詰まるところが違ったりするため、テストプレイとしても有益でした。その中で「後で説明しようと思っていたこの仕組みにはみんなすぐ気付くんだ」「ここは急に難しくしすぎたな」など、プレイヤーさんが感じ取る共通点も見えてきます。プレイを見て得た知見は、ゲームの調整に大きく役立てられそうです。
以下は個人的な振り返りです。ご参考までにどうぞ。
展示用のビルドでは、試遊を15分間のタイムアタック形式にしました。結果として、時間制限には「集中してプレイしてもらえる」「もっとやりたかったと思わせられる」などの利点がありました。
実際に「最後まで行けなくて悔しいので、もう1回来てもいいですか」と言ってくださる方もいました。
私はゲーム内にタイマーを実装して時間を計測しましたが、100円ショップなどで手に入るタイマー、スマートフォンのアプリなどで、十分役割は果たせそうです。
現段階ではゲームシステムが分かりづらく、出展前日に実装したルール説明画面がなければおもしろさを感じてもらえない可能性が大きく高まっただろうと感じました。
この画面はプレイ前のルール説明にも活用できたため、ルールをまとめた紙などは用意した方がよさそうです。
出展者が2人いると、ほかの作品を見て回る際やお手洗いなどで気軽に席を外せました。1人での出展は相当大変なのではないかと思います。
2人体制であれば、ブースに出展者がいて試遊しやすい環境を保てるでしょう。
UEFNはフォートナイトに接続する必要がある都合上、ネットワークの安定性に大きく依存します。会場には関係者に向けてWi-Fi環境が提供されていたものの、関係者だけでも人数は多く、「通信が安定せずマッチに入れない」「同期ずれによって弾抜け、敵の瞬間移動などが起こる」などトラブルが頻発しました。
UEFNの島をイベントで展示する際は安定したネットワークを用意すべきでしょうが、ノウハウがないため詳しい方に相談したいところです。
今回かかった費用は以下の通りです。
出展料:3,300円
ドック:3,000円
マウス:1,000円
ホワイトボード:400円
———————————
計:7,700円
このコストで「締切ができる」「テストプレイになる」「プロモーションできる」と思えば非常にお得ですね!実際に、出展料が安いことは初出展の心理的なハードルを大きく下げてくれました。
以上が出展の感想です。ゴールデンウィーク中に開催される予定の『東京ゲームダンジョン5』にもぜひ参加したいです!
皆さんも気軽にイベント出展してみてはいかがでしょうか?
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