CRI・ミドルウェア、「CRIWARE Unreal Engine Plugin V2」の提供を開始。サウンドアセットを管理しやすくなり、データのインポート速度も高速化

2023.06.29
ニュースアンリアルエンジン
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • CRI・ミドルウェア、「CRIWARE Unreal Engine Plugin V2」を提供開始
  • 複数のサウンドデータを1つのアセットにまとめられるようになった
  • アセットの統合によって、サウンドデータのインポートにかかる時間を1/100に短縮可能に

CRI・ミドルウェアは、ゲーム開発向けミドルウェア群「CRIWARE」の大型アップデートを実施しました。これに伴い、Unreal Engine(以下、UE)向けプラグイン「CRIWARE Unreal Engine Plugin V2」が提供されました。

CRIWAREは、統合型サウンドミドルウェアCRI ADX」や、ムービーミドルウェア「CRI Sofdec」などを含んだミドルウェア群で、さまざまなゲームで採用されています。

CRIWARE Unreal Engine Plugin」は、CRIWAREがUEで動作するようポーティング・カスタマイズされたプラグインで、2013年から提供されています。

今回のCRIWARE Unreal Engine Plugin V2では、開発の効率化を軸とした機能追加・強化が行われています。

(画像はニュースリリースより引用)

まず、CRI ADXのオーサリングツール「CRI Atom Craft」上で行っていたサウンド調整が、Unreal Editor上でも実行可能になりました。

また、アセットの管理方法が再設計。サウンドデータの数だけアセットを生成するのではなく、複数のサウンドデータを1つのアセットにまとめて生成できるようになりました。

アセットの統合により管理が容易になるだけではなく、サウンドデータのインポートにかかる時間を1/100に短縮可能になりました。

(画像はニュースリリースより引用)

リソース管理も最適化。必要なときに必要なサウンドデータのみをロードし、メモリの使用量をセーブしながらリッチなサウンド表現ができるとしています。

アップデートの詳細は、ニュースリリースをご確認ください。

「CRIWARE Unreal Engine Plugin V2」ニュースリリース

関連記事

Razer、UEやUnityに対応したゲーム開発SDK「WYVRN」を発表。QAを効率化するAIツールやハプティクス技術などを統合
2025.04.01
手作業だったアンリアルエンジンのロイヤリティ計算が自動化。Epic Games、デベロッパー ポータルを刷新
2025.03.27
米・豪で開かれた大型イベント「Unreal Fest 2024」の講演動画が公開中。UE5のリアルタイムパストレーシングについて解説した講演など
2025.03.25
開発エンジンをUEに移行する際に知っておきたいポイントとは?「PCG」「StateTree」などのUE機能を紹介する公式チュートリアル記事8本が公開
2025.03.24
『Unreal Engine 5 リアルタイム ビジュアライゼーション 第2版』、秀和システムより発売中。ノンゲーム分野におけるUE5.5の3DCG活用術を学べる
2025.03.18
Unreal Engine 5.5.4がリリース。Rerouteノード削除時にクラッシュする問題や、StateTreeに関する不具合の修正も
2025.03.12

注目記事ランキング

2025.03.26 - 2025.04.02
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

ローカル座標
ローカルザヒョウ 各オブジェクトの原点を基点とした座標系における、特定の一点を示した座標。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!