ソニー、裸眼で映像が立体的に見える空間再現ディスプレイ『ELF-SR2』を550,000円で発売。前モデルの15.6型からサイズアップし27型に

ソニー、裸眼で映像が立体的に見える空間再現ディスプレイ『ELF-SR2』を550,000円で発売。前モデルの15.6型からサイズアップし27型に

2023.06.20
ニュース周辺機器・ハードウェア
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この記事の3行まとめ

  • ソニー、空間再現ディスプレイ『ELF-SR2』を発売
  • 見る人の両目の位置とディスプレイの位置関係に基づき最適化した映像を表示する
  • ソニーストアでの価格は550,000円(税込)

2023年6月12日、ソニーは空間再現ディスプレイ『ELF-SR2』を発売しました。

ELF-SR2は、立体映像を裸眼で体験できる27型の4K空間再現ディスプレイです。視線認識センサーによって画面を見る人の両目の位置を検出し、ディスプレイと目の位置関係を基に最適化した映像をリアルタイムに生成、表示します。

ソニーストアでの価格は、550,000円(税込)。

(画像は製品ページより引用)

ELF-SR2は、前モデルである『ELF-SR1』の15.6型から27型にサイズアップしています。これにより、人間の臓器など、より広範な現実の物体を実寸で再現できるようになりました。

加えて、新たな視線認識センサーにより視線認識精度と追従性能が向上。より暗い空間での使用にも対応しました。

また、2023年夏以降に予定されているアップデートにより、2K映像から4K映像へのアップコンバート機能が追加。4K映像だけでなく、2K映像であっても高精細な表示が可能になります。

(画像は製品ページより引用)

ELF-SR2向けのコンテンツ制作には、アンリアルエンジンUnityなどが使用可能です。

OpenXRは2023年中に対応予定(画像は製品ページより引用)

発売にあわせ、ソニーは業務用の空間ディスプレイ専用アプリを紹介するWebサイト「空間再現ディスプレイ アプリセレクト」を開設。同サイトでは、ELF-SR2の発売と同時に提供を開始した、3DCGデータを表示する無償利用可能なアプリ空間再現ディスプレイ プレイヤー」などが紹介されています。

同サイトは、今後も対応アプリや実用事例といったコンテンツを拡充していく予定とのことです。

(画像は製品ページより引用)

ディスプレイの仕様は、解像度が3,840×2,160ピクセルで、色深度は10bit、色域はAdobeRGBを約100%カバー。インターフェースは、HDMI2.0×1、USB-C(USB 2.0/DisplayPort Alt mode 対応)×1、USB-A×1、DisplayPort 1.2×1、Audio out×1を搭載。

画面の視聴可能距離は50cm~100cmで、同時視聴可能人数は1人までとなっています。

付属のスタンドは着脱でき、VESA規格に対応したモニターアームの装着も可能です。

(画像は製品ページより引用)

ELF-SR2の詳細は、こちらをご確認ください。

ELF-SR2|ソニーストア

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