ValveがSteam上のトラフィックデータレポートの変更を発表。GoogleアナリティクスのSteamサポートが終了に

2023.05.19
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この記事の3行まとめ

  • Steamがゲーム開発者に提供するトラフィックデータレポートに対して、今後加えられるいくつかの変更点を発表
  • ストアとSteamプラットフォームのトラフィックレポートのほか、UTMシステムもアップデート
  • Googleアナリティクスのサポートが終了

Valveは、Steamからゲーム開発者に提供されるトラフィックデータレポートに対して、今後加えられるいくつかの変更を発表しました。

ストアとSteamプラットフォームのトラフィックレポートのアップデートでは、これまであったゲーム開発者のフィードバックを基に、新しいデータが追加されます。追加されるデータは以下の通りです。

  • 地域別内訳:ストアページを訪れたユーザーの地域別内訳がトラフィックレポートに含まれるようになる
  • 外部ソースの特定の改善:一般的なドメインのさらなる詳細がわかるように、外部トラフィックソースの表示を拡張。これにより、どのWebサイトからストアページにトラフィックが流入しているのかわかるようになる

現在のSteamworksの「ストアとSteamプラットフォームトラフィックの詳細」(画像はSteamworks ドキュメンテーションより引用)

さらに、SteamのUTMシステムがアップデートされます。

UTM(Urchin Tracking Module)は、マーケティングキャンペーン用の特定のリンクがユーザーによってクリックされたかを測定する業界標準のアプローチです。

アップデート内容は、追跡率の向上、UTMキャンペーン中の24時間以内のコンバージョンレポート、地域別内訳、訪問者はモバイルかPCか、新規ユーザーとリピーターの訪問数割合表示が予定されています。

(画像は公式Twitterより引用)

また、Googleは今年の7月をもって、ユニバーサルアナリティクス(UA)の運用を終了しGoogleアナリティクス4(GA4)へ移行します。

それに伴い、Googleの追跡ソリューションがユーザーのプライバシーに対するSteamのアプローチとそぐわないとし、SteamでのGoogleアナリティクスのサポートが終了します。

現在UAを使用している場合、7月1日以降、GoogleアナリティクスレポートではSteamからのデータを収集しなくなります。

そのほか、詳細なアップデート内容はSteamニュースハブをご確認ください。

『今後のSteam上のトラフィックデータレポートについて』Steamニュースハブ

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