Googleが『Android 14 Beta 2』を発表。Lenovo、OPPOなどより多くのデバイスで利用可能に

2023.05.12
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この記事の3行まとめ

  • Googleが「Android 14 Beta 2」をリリース
  • カメラとメディア、プライバシーとセキュリティ、システムUI、および開発者の生産性に関する機能が強化
  • iQOO・Lenovo・Nothing・OnePlus・OPPO・Realme・Tecno・vivo・Xiaomiのデバイスで利用可能

2023年5月10日(現地時間)、Google「Android 14 Beta 2」をリリースしました。

今回リリースされた「Android 14 Beta 2」では、カメラとメディア、プライバシーとセキュリティ、システムUI、および開発者の生産性に関する機能強化がされています。

また、既存の対応端末のほかにiQOO・Lenovo・Nothing・OnePlus・OPPO・Realme・Tecno・vivo・Xiaomiのデバイスで「Android 14 Beta」が利用できるようになりました。

(画像はAndroid Developers Blogより引用)

今回のアップデートでは、ハイダイナミックレンジ(HDR)ビデオ関係などが改善されています。

Android 14 Beta 2」では、Ultra HDR対応の端末で10bit HDR画像に対応しました。

Androidが採用するUltra HDRフォーマットは、JPEGとの完全な後方互換性があるため、必要に応じて標準ダイナミックレンジで表示することができます。

さらに、「Android 14では、Camera Extensionsのアップグレードと改善が行われ、アプリがより長い時間処理できるようになります。また、対応デバイスでは低照度撮影など計算量の多いアルゴリズムを使った画像を改善することが可能になります。

コントラストがSDRより鮮明に(画像はAndroid Developers Blogより引用)

データ共有などのプライバシー保護の改善では、位置情報の実行許可ダイアログにアプリが第三者と位置情報を共有する場合に通知される新しいセクションが表示されるようになりました。

そのほかにも、位置情報の許可を得ているアプリがデータ共有方法を変更し、サードパーティーとのデータ共有を開始した場合、ユーザーは定期的に通知を受けることになることなどが紹介されています。

位置情報のプライバシー関連機能が強化されている(画像はAndroid Developers Blogより引用)

また、「Android 14 Beta 2」では、アプリ内のアクティビティ間を移動する際に、よりシームレスなアニメーションを実現するために、開発者向けに複数の改善と新しいガイダンスを追加しています。

なお、「Android 14 Beta 2」では、予測型「戻る」ジェスチャー機能は開発者向けオプションとなっています。予測型「戻る」ジェスチャー機能に移行するには開発者ガイドおよびカスタムアプリ内トランジションを作成するための開発者ガイドを参照してください。

(画像はAndroid Developers Blogより引用)

そのほか、以下のような項目でも更新がありました。

  • Canvasレイヤーでのグラフィックス機能追加
  • Canvas API用にHardwareBufferRendererを導入
  • Android 14でヘルスコネクトが標準装備。アプリ間でデータの共有も可能に
  • インストール時、フルスクリーンのインテント通知の許可が通話とアラームを提供するアプリ限定に(インストール後に権限を変更することは可能)

改善・追加された機能の詳細はAndroid Developers Blogをご確認ください。

Android Developers Blog 『Second Beta of Android 14』

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