この記事の3行まとめ
Googleは、試験運用中の会話型AIサービス『Bard』が日本語に対応したことを、開発者向けイベント「Google I/O」で発表しました。
Bard へようこそ!✨
想像力や生産性を高める AI パートナーとしてあなたをサポートする、Google による試験運用中のサービスです。
本日より日本語でも利用できるようになりました。
ぜひ試してみてください💡
詳しくは→ https://t.co/HqGYbhqhwS pic.twitter.com/pGUG2CUCb5
— Google Japan (@googlejapan) May 10, 2023
Bard へようこそ!✨
想像力や生産性を高める AI パートナーとしてあなたをサポートする、Google による試験運用中のサービスです。
本日より日本語でも利用できるようになりました。
ぜひ試してみてください💡
詳しくは→ https://t.co/HqGYbhqhwS pic.twitter.com/pGUG2CUCb5
— Google Japan (@googlejapan) May 10, 2023
『Bard』は、2023年3月に公開されたGoogleのサービスで、Googleは『Bard』を「ジェネレーティブ AI を活用してユーザーをサポートする Google の試験運用中のサービス」と位置づけています。大規模言語モデル( LLM : Large Language Model )は記事執筆時点では「PaLM 2」が採用されています。
今まで、『Bard』は英国・米国の限られた人数のみの公開であり、さらに、利用するためにはウェイティングリストへの登録が必要でした。しかし、今回の「Google I/O」でGoogleは日本語と韓国語に対応したことに加え、ウェイティングリストの廃止と、英語版の『Bard』を 180 以上の国と地域へ拡大することを発表しました。
さらに、『Bard』の回答を直接 Gmail やドキュメントにエクスポートできる機能も公開となりました。「回答をエクスポート」アイコンをクリックすると『Bard』からの回答を使ってGmailの下書きを作成したり、Google ドキュメントを作成したりすることが可能です。
今後は「Google で検索」アイコンから、『Bard』の回答を Google 検索で確認する機能やウェブ上でソースを探す機能の追加が予定されています。
さらに今回の「Google I/O」で、『Bard』で利用しているモデルが次世代LLMである「PaLM 2」へ移行したことが明かされています。これにより、高度な数学推論スキルやコーディング機能などを利用できるようになりました。「PaLM 2」は公開されている大量のソースコードデータセットで事前学習しており、Python・JavaScript・Prolog・Fortran・Verilogなどのプログラミング言語のコードを生成できる、とGoogleは発表しています。
また、『Bard』は今後、40の言語へ対応し、Googleのアプリや他企業のサービスと連携を進めていくとのこと。
詳細は、Google Japan BlogまたはGoogle Company newsをご確認ください。
『Bard が日本語に対応』Google Japan Blog『What’s ahead for Bard: More global, more visual, more integrated』Google Company news『PaLM 2 のご紹介』Google Japan Blog