この記事の3行まとめ
2023年1月27日、Epic Gamesは『フォートナイト』バトルロイヤル チャプター 4における、仮想シャドウマップの活用事例を解説する記事を公開しました。
仮想シャドウマップはUnreal Engine 5.0(以下、Unreal EngineはUEと表記)で追加された、高解像度のシャドウマップをメモリ使用量を抑えつつ使用するシステム。近辺から遠方まで正確な影を、効率的にレンダリングすることが可能です。
仮想シャドウマップの導入は、フォートナイトのグラフィック表現に大きな変化をもたらしました。変化のひとつとして記事で取り上げたのは、太陽(ディレクショナルライト)による影。従来は、複数のシャドウ手法を用いて影を表現していましたが、遠方の影が低解像度になるなどの問題がありました。現在は仮想シャドウマップの導入により、遠方の影も高い解像度で表現できています。
ただ、仮想シャドウマップは万能なシャドウ手法ではありません。草の影においては、パフォーマンス上の大きなメリットが無かったことや、影の暗さを制御できないなどの理由から、従来のコンタクトシャドウを用いた手法を引き続き使用しています。
記事中ではこのほかに、フォリッジや水のシャドウ、仮想シャドウマップのキャッシュなど、仮想シャドウマップに関する多くの事例に触れています。詳細は『フォートナイト バトルロイヤル チャプター 4 の仮想シャドウ マップ』をご確認ください。
また、UE5.1における仮想シャドウマップの新機能やシステム詳細に関しては、Unreal Engine 5.1 リリースノートや公式ドキュメントなども併せてご確認ください。
フォートナイト バトルロイヤル チャプター 4 の仮想シャドウ マップUnreal Engine 5.1 リリースノート仮想シャドウ マップ 公式ドキュメント