この記事の3行まとめ
- 製品版からの抜粋となる一部のエフェクトが活用可能、Xpand!2音源は2,500以上のプリセット
- オーディオトラック、MIDIトラックなど、各8トラックまでの制限
- 他バージョンで作成されたセッションファイルを展開可能。制限数を越えるトラックは非アクティブに
2022年9月28日(水)、AVIDはPro Tools Introのリリースを発表しました。Pro Toolsは音楽業界で広く用いられるDAW(Digital Audio Workstation)で、楽曲制作の現場やレコーディングスタジオで広く用いられています。
今回発表されたPro Tools Introは、音楽制作に必要不可欠なオーディオおよび MIDIツールに加えて、36のエフェクトとインストゥルメント プラグインが無償で提供されています。
Pro Tools Introの機能およびツール群については以下の通り。製品版Pro Toolsにも標準搭載されているバーチャルインストゥルメント「Xpand!2」や、同クオリティのCoreAudioプラグインが同梱されています。
- オーディオ・トラック(ステレオ/モノ)× 8
- インストゥルメント・トラック × 8
- MIDIトラック × 8
- Auxトラック(ルーティング・フォルダと共有)× 4
- マスター・トラック × 1
- ルーティング・フォルダ(Auxトラックと共有)× 4
- ベーシック・フォルダ × 2000
- 同時入出力 × 4
- 32ビット浮動小数点処理
- 最大サンプルレート192kHzでの録音および再生
- ボイス × 1024
- 同梱するCore Avidプラグイン × 35
- Xpand!2バーチャル・インストゥルメント(2500以上のプリセット)
- Avid Loopmastersサンプル・パック
- EUCONコントロール・プロトコルをサポート
- Clip FX(再生のみ)
- Core Audio、ASIO、またはWASAPI互換インターフェースに対応
また、他バージョンのPro Toolsで制作されたセッションデータが展開できる点も重要です。製品版への移行がシンプルになるほか、「Pro Toolsのセッションを今すぐ手元で開かなくてはいけない」といった状況にも対応できるようになりました。
Pro Tools Introは、既に公式サイトからダウンロード可能です。なお、詳しい仕様や製品版Pro Tools Artist、Studio、Flexとの機能比較はこちらをご覧ください。
Pro Tools Intro を発表AVID Pro Tools Introダウンロードページ