Autodeskが1日あたり400円弱で利用できる『Maya Creative』をリリース。Mayaの基本機能とArnoldレンダラーを搭載、一部機能に制限

2022.09.15
ニュース3DCGMaya
この記事をシェア!
Twitter Facebook LINE B!
Twitter Facebook LINE B!

この記事の3行まとめ

  • Autodeskが3DCG作成ツール『Maya Creative』をリリース
  • Mayaの持つ3Dモデリング、アニメーション、リギング、レンダリングなどの機能を搭載。サードプラグインへの対応など一部機能については制限されている
  • Autodesk Flexを通じた従量課金制プランとなり、Mayaと比較して1/6の料金、24時間あたり400円弱で利用可能に

2022年9月14日(水)、3DCG作成ツール『Maya』などで知られるAutodeskは、Maya Creative』のリリースを発表しました。

Maya Creative』は3DCG作成ツールMayaの機能制限バージョンです。Mayaの3Dモデリング、アニメーション、リギング、レンダリング機能を備えており、モンテカルロ方式のレイトレーシング・レンダラーであるArnoldレンダラーも搭載しています。

一方、一部サードプラグインのサポートやシミュレーション機能が制限されているとのこと。機能比較の詳細は公式サイトから確認可能です。

モデリングやアニメーションのツールは『Maya』のものがほぼそのまま使用できる(画像はMaya Creative』製品ページから引用)

Maya CreativeはAutodeskの提供する従量課金制サービス「Autodesk Flex」から利用可能となっています。MayaをAutodesk Flexから利用する場合と比較すると6分の1のトークン量で利用でき、24時間あたり約400円弱で利用できます。

詳細についてはMaya Creative』リリース告知ページMaya Creative』製品ページをご確認ください。

『Maya Creative』リリース告知ページ『Maya Creative』製品ページ

関連記事

「Blender 4.3」正式リリース。EEVEEにおいてライトリンキングやグリースペンシルが使用可能に、ジオメトリノードには反復処理機能追加
2024.11.20
HoudiniでUSDを扱う「Solaris」にフォーカスした公式技術デモのプロジェクトファイル「Project Greylight」が公開。無料でダウンロード可能
2024.11.20
『Mayaリギング 3rd edition』、2024年11月下旬にボーンデジタルから発売
2024.11.19
プレイヤーの動きによって波立つ水面をNiagaraで実装。ホラーゲーム『Still Wakes the Deep』開発者による水の表現手法を解説する記事が、UE公式ブログにて公開
2024.11.11
セガの社内向けテキスト『基礎線形代数講座』が書籍化。ゲームの3DCG技術などで必須な線形代数を基礎から学び直せる解説本、日本評論社より2025年1月に発売
2024.11.11
東京23区の3次元点群データが無料で公開。東京都が推進する「デジタルツイン実現プロジェクト」の関連施策として
2024.11.08

注目記事ランキング

2024.11.15 - 2024.11.22
VIEW MORE

連載・特集ピックアップ

イベントカレンダー

VIEW MORE

今日の用語

被写界深度(DOF)
ヒシャカイシンド
  1. Depth of Field(DOF)とも呼ばれる。カメラの焦点(ピント)があっているように見える範囲のこと。
  2. 3DCGにおいて、1をシミュレーションするエフェクト。注目させたい部分に焦点を合わせ、それ以外の部分をぼかすことができる。ゲームの開発現場においては、ボケ自体のことを示すことが多い。
VIEW MORE

Xで最新情報をチェック!