任天堂やSIEなどSPONSORブースは試遊中心
BitSummitと言えばインディータイトルの試遊やクリエイターとの対話、挑戦的な作品を楽しむ印象が強いですが、もちろん大手メーカーやパブリッシャーなど各企業も数多く出展しています。注目を集めていたのは、やはり2019年開催の『BitSummit 7 Spirits』以来の出展となる任天堂ブースでしょうか。
ブース内では『スーパー野田ゲーWORLD』『ElecHead』など複数ジャンルのタイトルが展示されており、Indie Worldエコバッグや「Indie World通信 総集編」冊子、ステッカー(要アカウント)も配布されていました。
また、PlayStation Indiesとしてインディーゲーム開発を強力に推進するSIE(ソニーインタラクティブエンタテインメント)ブースにも、話題の『STRAY』や『GIGABASH』、『Cursed to Golf 』などのタイトルが出展されているほか、写真撮影ができるスペースや参加者が描き込んでいくペイントボードも展示されていました。
多くのブースは試遊を中心とした展示形式。プレイ中に手詰まりになったり、攻略に悩んだりした時はスタッフの方が助けてくれるなど、出展側の皆さんもしっかりとタイトルを遊ばれているのが印象的でした。
会場内には毎年CEDEC開催期間にお世話になっていた人も多いであろうレッドブルカーも登場しています。また、入り口近くに展開するインフルエンサー配信ブースでは実況者によるゲーム配信が常時行われていました。
イベントと言えば『メインステージ』。SIE 吉田修平氏によるトークイベントなど、さまざまなライブイベントなどが行われています。午前中に行われた『LOST EPIC』開発者とのトークイベントに参加しましたが、さすがBitSummitということもあってか「長期間に渡る開発でどうやってモチベーションを保った?」「Discordでのコミュニティづくりのコツは?」など実践的な内容のトークが行われていました。
DEVELOPERブースも盛り上がっています
大手ブースが立ち並ぶ会場入り口付近を抜けると、会場中央には小・中規模デベロッパーや個人制作系タイトルを中心としたブース群が登場。
有観客開催が久しぶりということもあって、特に海外クリエイターによるタイトルが注目を集めていました。全体的な印象としては2Dタイトルがやや多く、ローグライクや複数人で遊ぶことのできるパーティゲームが目立っていたように思います。
また、以前にゲームマーケットでも取材を行った「make.ctrl.Japan」も出展していました。
ゲームメーカーズも出展中!(IP-22)
私たちも出展ブース番号:IP-22、AIQVE ONE株式会社と合同で出展しています。
「ゲームの作り手に向けたメディアとして、なにかクリエイターのお力になれないか?」ということで、皆様のゲームをペライチで紹介する記事を作ってみました。
ブースにお越しいただければ、ゲーム情報入力用の専用フォームをご案内します。作品の宣伝場所、クリエイター同士のつながりを作る場所として活用していただければ嬉しいです。
まだまだ続く、10年目の『BitSummit』。明日は一般来場者の方もお見えになるということで、引き続き盛り上がっていきましょう!
BitSummit 公式サイトゲームメーカーズ BitSummit特設ページ
ゲームメーカーズ編集長およびNINE GATES STUDIO代表。ライター/編集者として数多くのWEBメディアに携わり、インタビューや作品メイキング解説、その他技術的な記事を手掛けてきた。ゲーム業界ではコンポーザー/サウンドデザイナーとしても活動中。
ドラクエFFテイルズはもちろん、黄金の太陽やヴァルキリープロファイルなど往年のJ-RPG文化と、その文脈を受け継ぐ作品が好き。