Unity上でアセットレギュレーションのテストができる『Asset Regulation Manager』がリリース、自動化も可能

Unity上でアセットレギュレーションのテストができる『Asset Regulation Manager』がリリース、自動化も可能

2022.06.17
ニュースUnity
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この記事の3行まとめ

  • CyberAgentが『Asset Regulation Manager』をOSSとしてリリース
  • Unity上でアセットレギュレーションのテストができる。自動化も可能
  • パラメーターの指定方法やスクリプトでの実行、結果の書き出し形式の指定など開発現場に合わせた使い方もできる

CyberAgentのゲーム・エンターテイメント事業部は2022年6月16日、『Asset Regulation Manager』をOSSとしてリリースしたことを発表しました。

ゲーム開発において「アセットレギュレーション」を厳密に管理することは重要です。 アセットレギュレーションの代表的な例として、テクスチャサイズやメッシュの頂点数の制限などが挙げられます。本ツールを使うことで、Unity上でアセットレギュレーションのテストケースを作成、実行、そして自動化することもできます。

CyberAgent|Developer Blogのリリース記事では、本ツールのコンセプトや使用方法などが詳しく解説されています。

アセットレギュレーションが管理されず規定外のサイズのアセットが使用されると、ロード時間やダウンロード時間、メモリの使用量に影響が出る

リリース記事内では、アセットレギュレーションの自動化までの流れを細かく画像付きで解説している

画像は、テストによってレギュレーション違反のアセットを発見している様子

本ツールでは開発現場にあわせて様々な使い方ができるよう、以下のような機能も実装されているとのことです。

  • Targets、Constraints の多様な指定方法(独自の指定方法を作成することも可能)
  • コピペや Undo/Redo などのGUIツールに必要な機能一式
  • 結果をテキストではなくJson形式で書き出すオプション
  • GUIツールを使わずにスクリプトから操作するフロー

これらの機能の詳細は、GitHub内のドキュメントに掲載されています。

『Asset Regulation Manager』 リリース記事『Asset Regulation Manager』 ダウンロードページ

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