この記事の3行まとめ
2022年4月13日、Unityが『Unity 2021 LTS』を公開したことを発表しました。
LTS(Long Term Support)は、Unityの提案するリリースプランの1つです。リリース後2年間のサポートが保証されるため、安定した環境でのゲーム開発が可能になるほか、搭載される機能はTECH ストリーム(※)を経て調整されたものであり不具合も少ないことも特徴です。
※ Unityの提案するもう1つのリリースプラン。Unityが開発中の最新機能を使用できることが特徴で、TECH ストリームで検証が行われ、調整された機能がLTS(※)に搭載される。
Unity 2021 LTSは、2024年までの開発がサポートされます。なお、Unity 2019 LTSは、2022年6月上旬のアップデートを最後にサポートを終了する予定です。
本記事では、Unity 2021 LTSの公開に伴い、従来のバージョンから変更された点をいくつか紹介します。
「Visual scripting」がアップデートされました。よりシンプルに、ノーコードでプロトタイプ作成を行うことが可能になります。
「Universal Render Pipeline(URP)」および「High Definition Render Pipeline(HDRP)」が強化されたことで、グラフィック表現がさらに強化されました。
ChromeOSとmacOSベースの Apple シリコンや最新コンソールであるPlayStation 5とXbox Series X|Sに対応します。OpenXRとOculus向けの改良を活用したAR/VR開発、Samsung Adaptive Performance 3.0に最適化されたことで、モバイル向け開発、およびAndroid向けのアセットバンドル作成を活用したパブリッシングを行うことが可能になります。
より詳細な情報は、リリースノートから確認できます。
『Unity 2021 LTS』 公開発表記事『Unity 2021 LTS』 リリースノート